Checkout / 改善

チェックアウトで
「デフォルト住所」を設定・管理できるように

ログイン状態のお客様が、チェックアウト中にデフォルトの住所を設定できるようになった。これまでの「最後に使った住所(last used address)」ロジックを置き換える。デフォルト住所はチェックアウトからでもアカウントプロフィールからでも、いつでも更新できる。

このページの構成
  1. そもそも何が変わるのか(30秒で理解)
  2. 仕組み図解 : デフォルト住所が決まる流れ
  3. デフォルト住所が「自動設定される」タイミング
  4. 従来(last used)vs デフォルト住所 の比較
  5. 適用条件・記載がない点
  6. 技術者が押さえるべき5つのポイント
  7. 業務に活かせる3つのユースケース
  8. 提案で使える1行サマリ

1そもそも何が変わるのか

これまでは、ログイン中のお客様の配送先は 「最後に使った住所(last used address)」 が自動で選ばれていた。
今回からは、お客様自身が 「デフォルト住所」を明示的に設定・管理 できるようになり、このロジックを置き換える。

従来 : 最後に使った住所

直近で使った住所がそのまま選択される。「いつも送る先」と「たまたま最後に使った先」がズレると、毎回選び直す必要があった。

新 : デフォルト住所

お客様が「これを既定にする」と決めた住所が優先的に選ばれる。チェックアウトからでもアカウントプロフィールからでも、いつでも変更できる。

2仕組み図解 : デフォルト住所が決まる流れ

ログイン中の顧客 チェックアウト開始 デフォルト住所は? 初回住所の追加 / 初回注文で 自動的に1件が既定になる 既定を判定 配送先に既定を反映 ★ デフォルト住所 他の住所も選択可 最後に使った住所ではなく既定を表示 いつでも更新 ・チェックアウトから ・アカウントプロフィールから 顧客が管理
ポイントは 「最後に使った住所」から「顧客が決めた既定の住所」への置き換え。チェックアウトとアカウントプロフィールの両方から同じデフォルト住所を更新できる点が明記されている。

3デフォルト住所が「自動設定される」タイミング

記事に明記されている自動設定の条件は次の 2 つ。顧客が初めて住所を登録した時点、または初めて注文した時点で、自動的にデフォルト住所が設定される。

① 最初の住所を追加したとき

顧客が初めて住所を登録すると、その住所が自動的にデフォルトとして設定される。

② 最初の注文をしたとき

顧客が初めて注文すると、その住所が自動的にデフォルトとして設定される。

自動設定後も、顧客はチェックアウトまたはアカウントプロフィールからデフォルト住所をいつでも変更できる。

4従来(last used)vs デフォルト住所 の比較

項目従来 : 最後に使った住所新 : デフォルト住所
選ばれる住所 直近 最後に使った住所 既定 顧客が設定したデフォルト住所
顧客のコントロール 明示的な指定は不可(履歴依存) 顧客が設定・管理できる
初期設定 最初の住所追加 / 最初の注文で自動設定
更新できる場所 記載なし(履歴に依存) チェックアウト + アカウントプロフィール
対象 チェックアウト中にログインしている顧客

5適用条件・記載がない点

適用される顧客

チェックアウト中にログインしている顧客が対象。ゲスト購入時の挙動については記事に記載がない。

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記事に「記載なし」の点

対応リージョン・対象プラン・段階的ロールアウトの時期・請求先住所の扱い・Admin API / Webhook での扱いについては、本記事に記載なし。

この記事は Changelog の「Improvement(改善)/ Checkout」区分。記事本文に書かれているのは上記の挙動のみで、それ以外(API 仕様や設定要否など)は推測せず、必要なら Shopify の管理画面・公式ドキュメントで確認すること。

6技術者が押さえるべき5つのポイント

1. ロジックの置き換えである

「last used address」ロジックが「default address」に置換される。住所の自動選択の挙動が変わるので、住所選択を前提にした既存フロー(特に再注文・サブスク更新の見え方)は一度確認しておきたい。

2. 更新経路が2つある

デフォルト住所はチェックアウトとアカウントプロフィールの両方から更新できる。どちらで変えても同じ既定住所が更新される=顧客アカウントに紐づく1つの値、という整理が自然。

3. 初期値は自動で埋まる

最初の住所追加 / 最初の注文でデフォルトが自動設定されるため、「既定が未設定で空」という状態は基本起きない想定。新規顧客のオンボーディングで追加設定を促す必要は薄い。

4. ログイン顧客が前提

対象は「チェックアウト中にログインしている顧客」。会員ログインを促す導線(ログイン CVR)の価値が、住所入力の手間削減という形で一段上がる。

API ?

5. API / Webhook の仕様は本記事に記載なし

Changelog 本文は顧客向けの挙動説明のみ。Customer の default address を Admin GraphQL や Webhook 経由でどう読み書きするか、テーマ / Checkout Extensions からどう参照するかは本記事では未言及。自動化・連携が必要な場合は公式 API ドキュメントで別途確認すること(推測しない)。

7業務に活かせる3つのユースケース

★既定
USE CASE 1

リピート通販の「いつもの届け先」即選択でカゴ落ち低減

課題
会員のリピート購入で、最後に使った住所(ギフト送付先など)が選ばれてしまい、毎回「自宅」に直す手間が発生していた。
打ち手
顧客に「いつもの届け先」をデフォルト住所として設定してもらう運用に切り替え。会員登録・初回注文の時点で既定が自動セットされる導線を案内。
効果
住所修正の手間が減り、ログイン会員のチェックアウト完了がスムーズに。住所ミス起因の配送トラブル削減も期待できる。
技術メモ
挙動は「ログイン顧客」が前提。会員ログイン導線を強化するほど効果が乗る。ゲスト時の挙動は記事に記載なし。
USE CASE 2

サブスク / 定期便の「請求先と届け先のすれ違い」防止

課題
定期購入の会員が、単発でギフト発送した直後に定期便の更新が走ると、「最後に使った住所」が意図せず引き継がれるリスクがあった。
打ち手
顧客に常用の届け先をデフォルト住所として明示設定してもらい、既定=定期便の届け先という状態を作る。変更はアカウントプロフィールから随時。
効果
履歴依存の住所選択から「顧客が決めた既定」に変わり、誤配送の温床を減らせる。
技術メモ
定期便側が default address をどう参照するかは記事に記載なし。連携時は事前検証が必要(推測で組まない)。
USE CASE 3

CS の「住所どれですか?」問い合わせを self-serve 化

課題
「届け先を変えたい」「いつもの住所に戻したい」という問い合わせが CS に来て、オペレーターが手作業で対応していた。
打ち手
顧客がアカウントプロフィールからデフォルト住所を自分で更新できる旨を FAQ / 注文後メールに明記し、self-serve に誘導。
効果
住所関連の問い合わせ件数を削減。顧客はチェックアウト中でもアカウント側でも更新でき、CS の介在を待たずに完結できる。
技術メモ
更新経路は「チェックアウト」と「アカウントプロフィール」の2つと明記。FAQ 文面はこの2経路を案内すればよい。

8提案で使える1行サマリ

「ログイン顧客のチェックアウトで、住所選択が『最後に使った住所』から顧客自身が決める『デフォルト住所』へ
初回の住所追加 / 初回注文で自動セットされ、チェックアウトからもアカウントからもいつでも変更可能
リピート購入の住所修正の手間と誤配送リスクを減らせる改善。」