ライン全体に按分されていた固定額のカスタム割引が、v11.5 から「商品1点ごと」の割引額として扱われる。管理画面・下書き注文と同じ挙動に揃い、店頭での値引き説明がシンプルになる。
入力した固定額をライン1本の総額から引き、各商品にはそれを数量で割った額が割り当てられていた。
入力した固定額が各商品にそのまま適用され、合計割引は「入力額 × 数量」になる。
記事に出ている例 : セーター3枚のラインに、$5 の固定額カスタム割引を入力した場合。
1枚あたりにすると −$1.67($5 ÷ 3枚)。
各セーターに −$5($5 × 3枚)。
「Add custom discount」画面の金額欄が Amount per unit に変更され、「ライン上の各商品に割引が適用される」旨の補足テキストが付く。
ライン項目には「入力額 × 数量」の 合計割引額が表示されるので、カート合計はひと目で分かる。
レシート上の割引の内訳の出し方は 今日と変わらない。
パーセンテージ割引と割引コードの挙動は 変更なし。今回変わるのは固定額のカスタム割引だけ。
| 対象 | これまで | v11.5 から |
|---|---|---|
| 固定額のカスタム割引(POS) | ライン総額 数量で按分 | 1点あたり amount × qty が合計 |
| 入力欄のラベル | 金額(ライン総額) | Amount per unit + 補足テキスト |
| ラインの表示 | — | 合計割引(入力額 × 数量)を表示 |
| レシートの割引内訳 | 変更なし 今日と同じ出し方 | |
| パーセンテージ割引・割引コード | 変更なし | |
| 管理画面・下書き注文 | 元々 1点あたり = POS が揃う側 | |
アプリ開発元が、新しい1点あたりの割り当てを活用するアップデートを後日リリースする可能性がある。
そのアップデート後に特定アプリの割引の適用のされ方が変わったと気づいたら、そのアプリのサポートチームに連絡する。
setLineItemDiscount または bulkSetLineItemDiscounts を FixedAmount で呼んでいる場合、渡す値を「1点あたりの割引額」を表すように更新する必要がある。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 API バージョン | 2026-07 以降 |
| 対象 API | setLineItemDiscount / bulkSetLineItemDiscounts |
| 対象の割引タイプ | FixedAmount(固定額) |
| 必要な対応 | 渡す値を per-unit(1点あたり)の割引額に変更する |
同じ「$5」でも、合計割引が数量倍に膨らむ。金額そのものでなく 解釈が変わるので、移行時の検算が要る。
これまで POS だけがライン按分で違っていた。チャネル間の割引ロジックが統一され、口頭・帳票での説明がぶれにくくなる。
パーセンテージ割引・割引コードは不変、レシートの内訳も不変。変わるのは固定額カスタム割引に限定。
setLineItemDiscount/bulkSetLineItemDiscounts を FixedAmount で叩く拡張は、渡す値を per-unit に書き換える。バージョン更新前に確認。
卸売・ロイヤルティ等の固定額割引アプリは 当面は今日どおり動く。開発元が後日アップデートで per-item 割り当てに対応する可能性があり、その時点で割引の出方が変わったらアプリ側サポートに問い合わせる。自社拡張とアプリで対応タイミングがずれる点に注意。
setLineItemDiscount/bulkSetLineItemDiscounts を FixedAmount で呼んでおり、API 2026-07 に上げると割引額が数量倍に膨らむリスクがある。