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在庫調整に「Set To」「Adjust By」の2モード
すべての変更が誰がいつ・どこで動かしたか記録される

管理画面の在庫調整ポップオーバーが刷新。数量の上書きと「移動」を明示的に分け、調整履歴に「ソース/デスティネーション/実行者/日時」がすべて残るようになった。

このページの構成
  1. そもそも何が変わったのか(30秒で理解)
  2. 2つのモード : Set To / Adjust By
  3. 仕組み図解 : 在庫を動かしてからの流れ
  4. 記録される4項目
  5. Bulk Editor との関係
  6. 使い分けフロー
  7. 技術者が押さえるべき5つのポイント
  8. 業務に活かせる3つのユースケース
  9. 提案で使える1行サマリ

1そもそも何が変わったのか

管理画面の在庫調整ポップオーバーに 「Set To(数量を設定)」と「Adjust By(増減で動かす)」の2モードが並んだ。
モードに関わらず、すべての調整が 「ソース・デスティネーション・実行者・日時」付きで履歴に残る。
記録なし

従来 : 何が起きたか追えない

数量を書き換えても、誰が・なぜ・どこから動かしたのかは履歴として残らない/残し方が分かりにくい。棚卸ミスの原因追跡が困難。

これから : 全調整が自動で履歴化

Set To でも Adjust By でも、すべての操作にソース/デスティネーション/操作者/時刻が紐づく。いつでも履歴ビューから確認できる。

22つのモード : Set To / Adjust By

MODE A

Set To : 数量を「上書き」する

98 入力した数字に 120

使い方 : 数量を入力するだけ。Shopify が差分を自動で記録する。

向いている場面 : 棚卸の結果反映など「最終値だけ分かっている」操作。

MODE B

Adjust By : 「移動」として記録する

ソース 倉庫 A +10 デスティネーション 店舗 B

使い方 : ソース(どこから)とデスティネーション(どこへ)を選んで増減を入れる。

向いている場面 : 拠点間移動・破損・返品・補充など「どこから動かしたか」を残したい操作。

3仕組み図解 : 在庫を動かしてからの流れ

スタッフ 調整を実行 在庫調整ポップオーバー Set To Adjust By 数量 / 移動 モードを選んで入力 自動ログ source / dest user / timestamp Shopify が記録 調整履歴ビュー +10 / 倉庫A → 店舗B Set 120 / 棚卸調整 −3 / 破損 +50 / 入庫 いつでも閲覧可

4記録される4項目

Source
どこから動かしたか
Destination
どこへ動かしたか
実行者
誰が操作したか
日時
いつ操作したか
モードに関わらず(Set To でも Adjust By でも)この4項目が常に記録される。履歴ビューはいつでも開けるので、過去の操作を追跡できる。

5Bulk Editor との関係

操作場所挙動ソース/デスティネーション
在庫調整ポップオーバー
(Set To)
変更後 数量入力 + 差分を自動記録 不要(自動)
在庫調整ポップオーバー
(Adjust By)
新規 ソース/デスティネーションを選んで移動として記録 必須
Bulk Editor 据え置き 利用可能在庫を直接設定。挙動は従来通り。 不要
Bulk Editor は変更されていない : 一括で利用可能数を上書きする運用はそのまま継続できる。ソース/デスティネーションの入力は求められない。

6使い分けフロー

1
最終値だけ

棚卸の結果反映 → Set To

「最終的にいくつあるか」だけ分かっている場合。数字を入れて確定。

2

拠点間移動・補充 → Adjust By

「どこから来てどこへ行ったか」を残したい操作。トレーサビリティ重視。

3

多商品の一括上書き → Bulk Editor

個別履歴を必須としない大量編集。これまでの運用通り。

7技術者が押さえるべき5つのポイント

2 MODES

1. UI の入口が「Set To / Adjust By」の2モードに分割

同じポップオーバー内でモード切替する設計。実装側ではユーザー教育用のドキュメント差し替え(手順書のスクショ等)が必要。

LOG

2. すべての調整に4項目(source / destination / user / time)が紐づく

モードを問わず記録される。これまで「いつ誰が」を別管理(スプレッドシート等)でやっていた現場は、その仕組みを縮退できる可能性。

API ?

3. API/Webhook の仕様変更は記載なし

記事は管理画面の挙動のみを説明。InventoryLevel/InventoryAdjustment 等の GraphQL 仕様への影響は別途ヘルプ・開発者ドキュメントで要確認。

4. Bulk Editor は非変更

一括で利用可能在庫を上書きするフローは従来通り。ソース/デスティネーションを要求しないため、業務スクリプトや手順は据え置きでよい。

5. 履歴ビューは「いつでも閲覧可」と明記。閲覧範囲・権限・エクスポート可否は記載なし

記事は「view your full adjustment history any time」とだけ記載。誰が見られるか/CSV エクスポートできるか/保存期間はヘルプ documentation 側で確認が必要。監査要件のある現場では事前検証必須。

8業務に活かせる3つのユースケース

倉庫 店舗 +10 / 倉庫→店舗 山田 / 5/7 10:32
USE CASE 1

マルチロケーション店舗での「拠点間移動の証跡化」

課題
倉庫 ↔ 店舗 ↔ ポップアップ間で在庫を頻繁に動かす運用で、誰がいつ何を移したかが追えず、棚差・紛失の犯人探しに時間を取られる。
打ち手
移動操作は 必ず Adjust By を使うと運用ルール化し、ソース/デスティネーションを毎回入力。
効果
棚差発生時に履歴を遡るだけで原因特定可能。スタッフ別の操作傾向も可視化できるためトレーニング材料になる。
技術メモ
Set To と Adjust By の使い分けを手順書に明記。マニュアルとスタッフ向け短尺動画の整備が運用定着の要。
棚卸シート
USE CASE 2

棚卸フローを「Set To に統一」して二重管理を解消

課題
棚卸結果の反映を、Shopify への入力と Excel/Google スプレッドシートでの「いつ誰が」記録に二重で行っており工数が膨らんでいる。
打ち手
棚卸反映は Set To のみで運用。実行者・日時が自動で残るため、外部スプレッドシートの履歴管理を廃止。
効果
棚卸オペレーションの工数削減。記録の正本が Shopify 内に一本化され、参照のリードタイム短縮。
技術メモ
履歴のエクスポート可否はヘルプで要確認。会計監査連携が必要な場合は事前に「履歴ビューをスクショ・PDF 化する運用」を組んでおくと安全。
破損 −3 / 田中 破損 −1 / 田中 破損 −5 / 田中 傾向 : 異常検知
USE CASE 3

調整履歴を「不正・ロス検知のシグナル」として活用

課題
在庫減少の理由(破損/盗難/システム不整合)が分からず、ロス削減施策が打てない。
打ち手
調整時に Adjust By でデスティネーションに「破損」「サンプル出庫」等の理由を付ける運用を徹底し、履歴を定期レビュー。
効果
「特定スタッフ/特定 SKU/特定時間帯」で発生する減少パターンを発見でき、棚卸ロス・内部不正の早期検知につながる。
技術メモ
API での履歴取得可否が確認できれば、BI(Looker/BigQuery)に連携して異常検知ダッシュボード化も可能。記事には API 仕様の言及なし。

9提案で使える1行サマリ

「在庫調整に Set To(上書き)/Adjust By(移動) の2モードが登場。
どちらでも ソース・デスティネーション・実行者・日時 が自動で履歴化され、Bulk Editor は据え置き。
現場の棚差追跡・拠点間移動の証跡・ロス検知を、追加ツールなしで実現できる。」