Customer accounts / 新機能

アカウントコンポーネントで
メールマーケティング同意を取得

ストアフロントのアカウントコンポーネント(サインイン UI)に、メール欄の下にマーケティング購読のチェックボックスが追加。チェックしてサインインを完了した顧客は、自動的にメール購読者リストに登録される。

このページの構成
  1. 30秒で理解 : 何が増えたのか
  2. 仕組み図解 : サインインからリスト登録までの流れ
  3. 関連する設定箇所 : Checkout の購読設定と共通
  4. Before / After 比較
  5. 設定手順(3ステップ)
  6. 技術者が押さえるべき5つのポイント
  7. 業務に活かせる3つのユースケース
  8. 提案で使える1行サマリ

130秒で理解 : 何が増えたのか

Shopify の アカウントコンポーネント(ストアフロント上のサインイン UI)に、メール欄の下にマーケティング購読のオプトイン用チェックボックスが表示できるようになった。
顧客がチェックを入れてサインインを完了 = そのままメールマーケティングの購読者リストに追加される。

従来 : サインインだけ

アカウントコンポーネントはメールアドレスを入れてサインインする UI のみ。購読獲得は別動線(チェックアウト・別フォーム等)が必要だった。

これから : サインイン+オプトイン

メール欄の直下にチェックボックスが置かれ、サインイン動線そのままで購読を取得できる。設定はチェックアウトと共通の項目を使う。

2仕組み図解 : サインインからリスト登録までの流れ

顧客 アカウントコンポーネント email 購読する サインイン Shopify サインイン完了を判定 + オプトイン値を読む メール購読者リスト subscriber A subscriber B + NEW customer subscriber として登録
ポイント : 登録は「サインイン完了時」。チェックを入れただけでは登録されず、サインイン処理が完了したタイミングで購読者リストへ追加される(記事原文 : added to your email marketing subscriber list when they complete signing in)。

3関連する設定箇所 : Checkout の購読設定と共通

Settings > Checkout Marketing opt-in 既定の購読オプトイン設定 同じ設定値を使う Checkout のオプトイン 購読する アカウントコンポーネント 購読する(NEW) ↑ 同じ ON/OFF を共有
設定箇所は Settings > Checkout > Marketing opt-in同じ設定値を使う。チェックアウトとサインインの 2 箇所にバラバラの設定を持たなくてよい。

4Before / After 比較

項目Before(従来)After(今回)
サインイン UI のチェックボックス 無し メール欄の直下に表示
購読リスト追加のタイミング チェックアウト等の別動線 サインイン完了時
オプトイン設定の管理画面 Settings > Checkout > Marketing opt-in 同じ箇所を共有
サインインだけしたい顧客への影響 チェックを入れなければ従来通り
API/Webhook 仕様 記載なし

5設定手順(3ステップ)

1

Settings > Checkout を開く

Shopify 管理画面の Settings から Checkout を開く。

2

Marketing opt-in を確認/変更

既定でチェックが入っているか、外しているかをここで決める。

3

アカウントコンポーネントを設置

オンラインストアにアカウントコンポーネントのメニューを追加すれば自動で反映される。

参考ドキュメント : 「Adding an account component menu to your online store」「Collecting customer contact information」(記事内リンク)。具体的なテーマ設定の手順は Shopify ヘルプを参照。

6技術者が押さえるべき5つのポイント

1. UI の位置は「email 欄の下」固定

記事では below the email field と明記。配置位置はテーマ側で自由に動かす仕様ではなく、コンポーネント既定の挙動。

同一設定

2. Checkout と設定値を共有

サインイン用に独立した opt-in 設定は無く、Settings > Checkout > Marketing opt-in をそのまま参照。チェックアウト側で変えればサインイン側にも波及する。

3. 登録は「サインイン完了時」

チェックを入れただけで購読されるのではなく、サインイン処理を完了した時点で購読者リストに追加される。途中離脱したセッションは購読されない。

ON OFF

4. 既定の状態は管理画面の設定に従う

「チェックを最初から入れた状態で見せるか/外した状態で見せるか」は Settings > Checkout の Marketing opt-in の設定によって決まる。地域の同意要件に合わせる必要がある。

API ?

5. API/Webhook/カスタムフィールドの仕様への言及は無い

記事は管理画面の運用フローのみ。Customer オブジェクトの email_marketing_consent 等への反映や、Webhook イベントの差分については本記事には記載なし。CDP/MA ツール連携を組む場合は別途検証が必要。

7業務に活かせる3つのユースケース

USE CASE 1

会員ログイン動線で「リスト育成」を加速する

課題
会員登録/サインインしてくれる顧客は多いが、メールマーケティング購読者リストとアカウント保有者リストが乖離していて配信母数が伸びない。
打ち手
アカウントコンポーネントの opt-in チェックボックスを有効化。Checkout 側の購読動線と統一した文言・既定値で運用する。
効果
サインイン動線そのままで購読者リストが拡張。配信母数増 → CRM 売上の底上げ。
技術メモ
UI 位置はメール欄直下で固定。実装ではテーマ側にアカウントコンポーネントメニューが置かれている前提を確認する。
Marketing opt-in Checkout Account Component
USE CASE 2

同意取得のガバナンスを「設定一箇所」で一元管理

課題
同意の文言・既定値がチェックアウト/アカウント/別フォームで揺れており、法務・プライバシー監査で説明コストが高い。
打ち手
アカウントコンポーネントは Checkout の opt-in 設定を共有する仕様なので、Settings > Checkout > Marketing opt-in を「唯一の真実」にする運用に切り替える。
効果
同意取得のポリシー変更が 1 箇所で済み、ガバナンス/監査対応のコスト低減。地域要件に応じた既定値の切替も一元化できる。
技術メモ
独自フォームで別途オプトインを取っている場合、本機能との重複・ダブルオプトインの整合性を整理してから切替えること。
subscriber 数
USE CASE 3

「サインイン経由の購読獲得率」を実測して施策化

課題
購読獲得の貢献チャネルが見えづらく、サインイン UI を改修すべきかどうかの意思決定根拠がない。
打ち手
opt-in を ON にして一定期間運用し、サインイン経由でのリスト増分を計測。文言/既定値を変えた A/B を後段で重ねる。
効果
「サインイン動線がどれだけ購読獲得に効くか」が数字で示せる。配信母数の成長予測に転用可能。
技術メモ
本記事には経路別の計測 API への言及は無いため、流入元の切り分けはストア側で日付+経路でセグメントを切るなど運用で工夫する必要がある。

8提案で使える1行サマリ

「ストアフロントのサインイン UI に、メール購読チェックボックスがメール欄の下に追加。
チェックしてサインインを完了した顧客は自動でメール購読者リストへ
設定はチェックアウトの Marketing opt-in と共通で、同意取得の一元管理+リスト母数の底上げを同時に実現できる。」