全アプリ開発者が Sidekick app extensions を作れるようになった。Sidekick がアプリ内のデータにアクセスしたり、アプリ内で操作を実行したりできる。Klaviyo・Loop・Smile・Judge.me・Checkout Links・Matrixify など18社が早期アクセスで稼働済み。
Sidekick が触れるのは Shopify 本体のデータ・操作が中心。マーチャントが日々使っているサードパーティアプリの中身は、Sidekick の外にあった。
アプリ側が拡張を実装すれば、Sidekick がそのアプリのデータを検索・表示し、そのアプリ内の操作ページへ文脈付きで案内できる。
アプリのコンテンツを Sidekick から検索できるようにする。マーチャントが「成績の良かったメール件名を探して」のように尋ねると、Sidekick がそのアプリの関連キャンペーンを主要指標つきで表示する。
Sidekick から直接アプリ内のアクションを起こせる。Sidekick がアプリの適切なページへ関連する文脈を事前入力した状態で遷移し、マーチャントは変更が反映される前に内容を確認できる。
| 項目 | App data | App actions |
|---|---|---|
| 目的 | 検索・閲覧 アプリのコンテンツを探す | 操作・実行 アプリ内で行動を起こす |
| 体験 | 質問に対し、関連データを主要指標つきで Sidekick が表示 | 該当ページへ文脈を事前入力した状態で遷移 |
| 例 | 「成績の良かったメール件名を探して」→ 関連キャンペーンを表示 | Sidekick からアプリの操作ページへ案内し、内容を確認のうえ実行 |
| 変更の反映 | —(読み取り) | マーチャントが確認するまで変更は反映されない |
| 主な向き先 | 分析・レポート・コンテンツ系アプリ | 作成・編集・送信など操作系アプリ |
※「成績の良かったメール件名を探して」は元記事の例示。具体的な指標項目や対応データ範囲はアプリの実装に依存し、記事には個別仕様の記載なし。
開発者早期アクセスプログラムを通じて、すでに18社が稼働中。元記事で名前が挙がっているのは以下。
Shopify CLI が拡張のセットアップ一式をスキャフォールドしてくれる。
App data・App actions のロジックを組み込む。ドキュメントを参照。
CLI が手順を簡素化し、機能する拡張を数分でデプロイできる。
App data(検索・閲覧)と App actions(操作・実行)で設計が分かれる。自アプリの価値が「見せる」のか「動かす」のかで、まず実装する側を決める。両方実装も可能。
App actions は該当ページへ文脈を事前入力した上で遷移し、変更前にマーチャントが確認する。フルオートで副作用を起こすのではなく、Human-in-the-loop が前提。冪等性・確認 UI の設計が要る。
CLI が拡張一式をスキャフォールドし、数分でデプロイ可能。既存のアプリ開発フロー(Shopify CLI ベース)にそのまま乗せられるため、新規の足場づくりコストは低い。
Klaviyo・Loop・Smile・Judge.me・Checkout Links・Matrixify など実績アプリが既に稼働。カテゴリ別の参照実装が市場に存在する状態でスタートできる。
本記事は「開放された」というアナウンスが主旨で、API スキーマ・認可スコープ・課金・対応プラン等の個別仕様は記載なし。実装着手時は Sidekick app extensions のドキュメントを一次情報源とし、不明点は Shopify Developer Community でフィードバック/質問するのが正攻法。