EU が €150 未満の輸入免税を廃止し、関税分類(tariff line)1 行あたり一律 €3 を課すルールを 7/1 に開始。Shopify Managed Markets / 輸入関税・税額計算を使っていれば、この €3 は自動で計算・表示・徴収される。設定変更は不要。
EU 外から届く €150 未満の小包には輸入関税がかからなかった(免税枠あり)。
免税枠を廃止。€150 以下の適格注文に、tariff line 1 行あたり €3 を課税。Shopify が自動徴収。
税関は、1 つの小包に含まれる ユニークな関税分類(tariff classification line) の数を数え、その 1 行ごとに €3 を課す。同じ分類が複数入っていても、その分類は 1 行として €3。
| 小包の中身 | ユニークな tariff line | €3 徴収額 |
|---|---|---|
| アパレルのみ | 1 | €3 |
| アパレル + 化粧品 + 靴 + ジュエリー | 4 | €12 |
EU 域外から EU の顧客へ発送するストア。€150 以下の適格注文が対象。
イギリスから EU への発送も「EU 外発」として対象になる。
EU 内から EU 内への発送(intra-EU)には影響しない。
どちらのプロダクトを使っていても €3 はチェックアウトに反映される。ただし「誰が納付するか」が異なる。
| 項目 | Shopify Managed Markets | 輸入関税・税額計算 |
|---|---|---|
| €3 の扱い | チェックアウトで計算・表示・徴収 | 関税額に €3 を含めて計算・表示 |
| 顧客からの徴収 | 自動 チェックアウトで完結 | 他の関税とあわせて顧客から徴収 |
| 納付(remit) | Global-e が記録上の販売者(merchant of record)として仕向国へ納付 | 記載なし 徴収はするが納付主体の明示なし |
| 金額の保証 | 保証あり 表示額から後で増えない(マーチャント・顧客とも追加負担なし) | 記載なし |
この €3 は EU 規則に沿って、VAT や各国のハンドリング手数料に「加算して」 課される。既存の税・手数料を置き換えるものではない。
Managed Markets か 輸入関税・税額計算のいずれかを利用していれば対象。
7/1 以降、€3 は自動でチェックアウトに反映される。手動対応は無し。
越境注文で €3 が正しく乗るか、実注文または注文プレビューで一度確認しておくと安心。
商品点数でも金額でもなく、ユニークな tariff line 数 × €3。多品目のバンドル・ギフトセットは €3 が積み上がる。HS コード付与の精度が金額に直結する。
VAT・各国ハンドリング手数料はそのまま。€3 はそれらに上乗せされる別建て項目。表示・帳票で内訳を分けて扱えるようにしておく。
Managed Markets はチェックアウト表示額が保証され、Global-e が merchant of record として納付。着荷時の追加請求による CS 問い合わせ・返品を減らせる。
UK 拠点から EU へ送るストアも課税対象。intra-EU(EU 内 → EU 内)は対象外。発送元ロケーション設計が判定の分かれ目。
本発表はプロダクトの自動対応の告知のみで、Admin API や Webhook 上での €3 の表現・取得方法は明示されていない。注文データから €3 を集計・会計連携したい場合は、実注文でどの税・料金フィールドに乗るかをサンドボックスで検証すること。