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決済まわりのスタッフ権限が4つ追加
「お金の情報」を必要な人にだけ渡せる

決済設定・チャージバック・入金・税務書類の 4 つの新しいスタッフ権限がリリース。フルアクセスを共有しなくても、業務に必要な範囲だけをロール単位で付与できるようになった。

このページの構成
  1. そもそも何が変わるのか(30秒で理解)
  2. 図解 : 追加された4つの権限
  3. 従来 vs 新権限の比較
  4. 設定手順
  5. 技術者が押さえるべき5つのポイント
  6. 業務に活かせる3つのユースケース
  7. 提案で使える1行サマリ

1そもそも何が変わるのか

今までは、決済・入金・チャージバック・税務書類といった「お金の情報」に触らせるには、広いアカウント権限ごと渡す必要があった。
今回のリリースで 4 つの権限が個別に切り出され、「その業務に必要な分だけ」をスタッフのロールに付与できる ようになった。

従来 : 権限がまるごと

お金まわりの情報を見せるには、業務に不要な範囲まで含んだフルアクセス級の権限を共有するしかなかった。

これから : 4つに分割

「決済設定の管理」「チャージバックの管理」「入金の閲覧」「税務書類の閲覧」を個別にロールへ割り当てられる。

2図解 : 追加された4つの権限

管理(書き込み)

Manage payments settings

決済設定を管理できる権限。

管理(書き込み)

Manage disputes

チャージバック(不審請求)を管理できる権限。

閲覧(読み取り)

View payouts

入金(ペイアウト)を閲覧できる権限。

閲覧(読み取り)

View tax documents

税務書類を閲覧できる権限。

4 つのうち 2 つは「Manage(管理)」、2 つは「View(閲覧)」。設定を変えられる権限と、情報を見るだけの権限がはっきり分かれているので、「見せたいだけの人」に書き込み権限を渡さずに済む。

3従来 vs 新権限の比較

項目従来今回のリリース後
決済まわりへのアクセス 一括 広い権限ごと共有 個別 4 権限を必要な分だけ付与
付与の単位 フルのアカウント機能を共有 スタッフのロールに権限単位で割り当て
閲覧と管理の分離 分離 View 系と Manage 系が別権限
提供状況 順次展開中(rolling out now)

4設定手順

1

設定 を開く

Shopify 管理画面の「設定」へ。

2

ユーザー

Users を選択。

3

ロール

Roles でスタッフのロールを開く。

4

権限を割り当て

Permissions で新権限をチェック。

順次ロールアウト中のため、管理画面にまだ表示されないストアもあり得る。対応プラン・対応国の明示は記事に記載なし。表示されない場合は時間を置いて確認を。

5技術者が押さえるべき5つのポイント

1. 付与先は「ロール」

権限はスタッフ個人ではなく Settings → Users → Roles → Permissions でロールに割り当てる。ロール設計(経理・CS 等)を先に整理しておくと運用が回る。

Manage View

2. Manage と View の2階層

決済設定・チャージバックは「管理」、入金・税務書類は「閲覧」。読み取り専用アクセスを渡せるのが今回の実質的な新価値。

3. ロールアウトは段階的

「rolling out now」なので全ストア同時ではない。マニュアルや社内手順書を配る前に、対象ストアで権限が出ているか実機確認を。

API ?

4. API での扱いは記載なし

Admin API からの権限付与・照会に関する言及は無い。権限管理を自動化したい場合は別途検証が必要。

5. 「最小権限の原則」を金銭情報に適用できるようになった

これまで一括で渡すしかなかった決済・入金・税務のアクセスを業務単位に絞れる。運用中ストアでは 既存スタッフの権限棚卸し(誰が今フルアクセス相当を持っているか)を行い、新権限へ移行するのが実務上の第一歩。

6業務に活かせる3つのユースケース

¥
USE CASE 1

経理・会計チームに「見るだけ」権限で月次締めを回す

課題
月次の入金消込や税務申告のたびに、経理担当へ広い管理画面アクセスを渡していて、ストア設定を触れてしまうリスクが常にあった。
打ち手
経理ロールに「View payouts」「View tax documents」だけを付与。決済設定やチャージバック管理は付けない。
効果
入金明細・税務書類の自己参照が可能になり、都度のスクショ・エクスポート依頼が消える。誤操作リスクも下がる。
技術メモ
付与は Settings → Users → Roles → Permissions。閲覧専用なので設定変更事故は権限レベルで起きない。
USE CASE 2

CS チームにチャージバック対応を委任する

課題
チャージバック(不審請求)の反証資料提出は期限がタイトなのに、対応できる権限を持つ人が店長・管理者に限られ、ボトルネックになっていた。
打ち手
CS ロールに「Manage disputes」を付与し、一次対応〜反証提出まで CS 側で完結させる。決済設定・入金・税務は付けない。
効果
対応リードタイム短縮。管理者アカウントの使い回し(共有ログイン)を廃止できる。
技術メモ
disputes の管理権限だけを単独で切り出せるのが今回の新規点。対応フローを手順書化してロールとセットで配布する。
ストア 代行 パートナー 必要な権限だけ
USE CASE 3

運用代行・制作パートナーへの権限を「決済設定だけ」に絞る

課題
決済まわりの構築を外部パートナーに任せる際、入金額や税務書類といった見せたくない財務情報まで見えてしまう懸念があった。
打ち手
パートナー用ロールを作り「Manage payments settings」のみ付与。入金・税務書類の閲覧権限は付けない。
効果
財務情報を開示せずに決済構築を委託でき、契約・セキュリティ面の説明もしやすくなる。
技術メモ
構築完了後はロールから権限を外すだけで回収できる。案件単位のロール設計(構築用/運用用)にしておくと使い回せる。

7提案で使える1行サマリ

「決済設定・チャージバック・入金・税務書類の 4 権限が個別に切り出され、
フルアクセスを渡さず、業務に必要な範囲だけをロール単位で付与できる ようになった。
経理・CS・外部パートナーへの権限設計を今すぐ棚卸しするタイミング。」