Shopify Flow / 新機能

ワークフローのステップを
コピー&ペーストできるように

丁寧に設定したアクションや条件を、Cmd/Ctrl+C → Cmd/Ctrl+V で複製。設定値と条件ロジックはそのまま保持され、同じワークフロー内でも別のワークフローへも貼り付けられる。「もう一度ゼロから組み直す」作業が不要になる。

このページの構成
  1. そもそも何が変わるのか(30秒で理解)
  2. 仕組み図解 : コピーからペーストまで
  3. できること/できないこと
  4. 従来 vs コピー&ペースト対応後
  5. 操作手順(3ステップ)
  6. 技術者が押さえるべき5つのポイント
  7. 業務に活かせる3つのユースケース
  8. 提案で使える1行サマリ

1そもそも何が変わるのか

ワークフローを組んでいると、「別の場所ですでに作ったステップをもう一度作り直す」作業が頻発していた。
今回のアップデートで、既存のアクション/条件ステップをコピーして貼り付けられるようになった。

従来 : 毎回ゼロから再構築

同じ内容のステップでも、貼り付け先のワークフローで設定フィールドをひとつずつ入力し直す必要があった。

今後 : コピペで複製

設定フィールドの値と、条件ステップならロジックも保持したまま複製。貼り付け後は軽微な修正だけですぐ使える。

2仕組み図解 : コピーからペーストまで

① ステップを選択 アクション or 条件 1 ステップずつ ② コピー Cmd / Ctrl + C 設定値・条件ロジックを保持 ③ ペースト Cmd / Ctrl + V 同一 or 別ワークフローへ ④ すぐ使える 軽微な修正のみ
保持されるもの : コピーしたステップの設定フィールドの値。条件ステップの場合は条件ロジックも含めて保持される。貼り付けたステップは「軽微な修正だけで使える状態」で届く、と記事に明記されている。

3できること/できないこと

できること

対応

アクションのコピペ

設定フィールドの値ごと複製される。

対応

条件のコピペ

条件ロジックも一緒に保持される。

対応

別ワークフローへの貼り付け

同一ワークフロー内はもちろん、別のワークフローにも貼り付けられる。

できないこと(初回リリースの制限)

未対応

トリガーのコピー

コピー対象はアクションと条件のみ。トリガーは対象外。

未対応

複数ステップの一括コピー

一度にコピーできるのは 1 ステップ。マルチセレクトは「まだ(yet)」未対応。

未対応

カスタム設定ページのステップ

Send Marketing Email など、独自の設定ページを持つステップはコピー不可。

4従来 vs コピー&ペースト対応後

項目従来今回のアップデート後
ステップの再利用 手作業 貼り付け先で一から再構築 コピペ Cmd/Ctrl+C → V で複製
設定フィールドの値 すべて入力し直し 保持 そのまま引き継がれる
条件ロジック 組み直し 保持 ロジックごと複製
ワークフロー間の複製 不可(再構築のみ) 可能 別ワークフローへ貼り付け可
複数ステップ一括 未対応 1 ステップずつ

5操作手順(3ステップ)

1

ステップを選択

ワークフローエディタでコピーしたいアクションまたは条件ステップを選ぶ。

2

Cmd/Ctrl + C

設定値(条件ならロジックも)ごとコピーされる。

3

Cmd/Ctrl + V

同じワークフロー内でも、別のワークフローを開いてでも貼り付けられる。

対応プラン・対応地域の条件は記事に記載なし。貼り付け後に必要になる「軽微な修正(minor edits)」の具体的な内容も記載なしのため、実ストアで挙動を確認すること。詳細はドキュメント参照、質問・フィードバックは Shopify コミュニティへ、と案内されている。

6技術者が押さえるべき5つのポイント

1. コピー対象はアクションと条件のみ

トリガーはコピー不可。「ワークフロー丸ごと複製」の代替にはならず、あくまでステップ単位の再利用機能。

2. 設定値+条件ロジックが保持される

貼り付け後は「軽微な修正のみで使える」とされる。ただし何がそのまま生き、何を直すべきかの詳細は記事に記載なし。貼り付け先で設定内容の見直しは必須。

3. ワークフロー間コピーが標準化の武器

同一ワークフロー内だけでなく別ワークフローへも貼り付け可能。複数フローで共通のステップを揃える運用が現実的になった。

4. カスタム設定ページのステップは対象外

Send Marketing Email のように独自の設定ページを持つステップはコピー不可。標準化したいステップにこの種のものが含まれる場合は手作業が残る。

5. 「初回リリース」の制限は今後緩む可能性がある書きぶり

記事は「A few things to note for this first release」「aren't supported yet」と明記しており、マルチセレクト等は将来対応が示唆されている(確約は記載なし)。API での操作可否についても記事には記載なしで、あくまでエディタ上のキーボード操作として説明されている。

7業務に活かせる3つのユースケース

USE CASE 1

複数ワークフローに散らばる「共通ステップ」の標準化

課題
注文タグ付け・社内通知など、同じ内容のアクションが複数のワークフローに存在し、微妙に設定がズレている。修正のたびに全ワークフローを開いて手直ししていた。
打ち手
マスターとなるワークフローでステップを丁寧に設定し、それを Cmd/Ctrl+C でコピー → 各ワークフローへペーストして揃える。
効果
設定値ごと複製されるため転記ミスが消え、ワークフロー横断でステップの内容が統一される。
技術メモ
一度に 1 ステップずつしかコピーできないため、対象ステップが多い場合は作業リスト化して順に実施する。Send Marketing Email 等のカスタム設定ページ型は対象外。
条件 条件'
USE CASE 2

複雑な条件分岐の「類似バリエーション」を高速に増やす

課題
顧客セグメントや金額帯ごとに似た条件分岐を作りたいが、複数条件を組み合わせたロジックを毎回一から組むのは時間がかかり、組み間違いも起きやすい。
打ち手
ベースとなる条件ステップを 1 つ作り込み、コピー&ペーストで複製してから、しきい値やセグメント名など差分だけを編集する。
効果
条件ロジックが保持されたまま複製されるため、分岐バリエーションの追加が「差分編集」だけで済む。
技術メモ
コピーできるのは条件・アクションのステップ単位。分岐構造ごとの一括複製(マルチセレクト)は未対応なので、分岐先アクションは個別にコピーする。
USE CASE 3

納品済みワークフローの拡張・横展開をスピードアップ

課題
制作会社・パートナーとして納品したワークフローに機能追加する際、既存の作り込まれたステップと同等のものを追加実装するのに工数を取られる。
打ち手
既存ワークフロー内の実績あるステップをコピーし、同じワークフロー内での機能拡張や、新規ワークフローの土台としてペーストしてから調整する。
効果
「動いている設定」を起点に差分だけを作るため、実装時間の短縮と設定品質の底上げが同時にできる。
技術メモ
トリガーはコピーできないため、新規ワークフロー側のトリガーは手動で設定する。貼り付け後の「軽微な修正」箇所を洗い出すチェックリストを用意しておくと安全。

8提案で使える1行サマリ

「Flow のアクション・条件ステップが Cmd/Ctrl+C → V でコピペ可能に。
設定値と条件ロジックを保持したまま、同一・別ワークフローへ複製できる。
トリガー・複数選択・カスタム設定ページ型は初回リリースでは対象外。」