これまで銀行口座は最大 8 通貨分までだった。今後のルールは「対応している入金通貨につき 1 口座」だけ。地域とプランが許す限り、すべての通貨で入金を受け取れる。
マルチ通貨入金用の銀行口座は最大 8 通貨分まで。それ以上の通貨で売っていても、9 通貨目からは受け取り口座を持てなかった。
上限そのものが消え、ルールは「対応入金通貨ごとに口座 1 つ」だけ。自分の地域・プランで使える通貨は全部カバーできる。
顧客が払った通貨のまま受け取れるので、いったん自国通貨に戻す変換が不要になる。
変換を挟まないぶん、レート変動へのエクスポージャーが小さくなる。
海外の仕入先・スタッフ・税金の支払いに使う通貨のまま残高を持てる。
| 項目 | 従来 | 今回の変更後 |
|---|---|---|
| 銀行口座の通貨数 | 上限あり 最大 8 通貨 | 上限なし 対応入金通貨ぶんすべて |
| ルール | 8 通貨の枠内でやりくり | 対応する入金通貨につき銀行口座 1 つ |
| 9 通貨目以降 | 登録不可 | 登録可(地域・プランが許す範囲で) |
| マルチ通貨入金の提供条件 | 対象プラン・対象地域のみ(変更なし) | |
| 手数料 | 自国通貨以外での入金には手数料がかかる(変更なし) | |
マルチ通貨入金は「eligible plans and regions」で提供、と明記されている。どのプラン・どの地域かの具体名は記事に記載なし。ヘルプセンターの該当ページで確認する。
non-domestic 通貨で受け取る入金には手数料がかかる。料率・計算方法は記事に記載なし。
管理画面の Shopify Payments payout settings へ。
入金を受けたい通貨の数だけ銀行口座を登録する。
プラン要件・対応通貨・手数料はヘルプセンターの該当ページで確認。
マルチ通貨入金そのものは既存機能。変わったのは 「8 通貨まで」という制約が「1 通貨 = 1 口座」になった という 1 点。既存の入金フローの前提を作り直す話ではない。
口座が増えれば payout も通貨別に分かれる。会計ソフト連携・売上計上バッチが 単一通貨前提 で組まれていると、通貨追加のタイミングで取りこぼす可能性がある。
自国通貨以外の入金には手数料がかかると明記。両替を減らす節約と、非自国通貨入金の手数料 のどちらが大きいかは通貨ごとに試算しないと判断できない。
記事は管理画面の設定の話のみ。Admin API で口座を通貨別に扱えるか、payout 系 Webhook のペイロードがどう変わるかは 記載なし。自動化前に検証が必要。
Shopify 側の上限が消えたので、実際に何通貨で受け取れるかは「その通貨の銀行口座を開設・維持できるか」 という自社の銀行側の問題になる。多通貨口座を持てる銀行 / 決済事業者の選定が先行タスクになる。加えて、対応通貨・対象プラン・対象地域という Shopify 側の枠は引き続き効く。