Point of Sale / 改善

POS チャネルページが刷新
店舗の「見た目」と「数字」が入口に集約

Shopify 管理画面の Point of Sale チャネルページが再設計。ロックスクリーン・カスタマーディスプレイ・レシートの実プレビューが並び、1クリックで POS エディタへ。売上・注文・割引・返品のアナリティクスも同じページで読める。

このページの構成
  1. 30秒で分かる変更点
  2. 新ページの構造(図解)
  3. カスタマイズ : プレビューできる3つの面
  4. Analytics セクションで見える数字
  5. 従来 vs 新ページの比較
  6. 利用条件・権限
  7. POS エディタへの2つの入口
  8. 技術者が押さえるべき5つのポイント
  9. 業務に活かせる3つのユースケース
  10. 提案で使える1行サマリ

130秒で分かる変更点

管理画面の Point of Sale チャネルページ が再設計された。
これまで設定の奥(Point of Sale > 設定 > カスタマイズ)にあった POS エディタへの導線が、チャネルページを開いた瞬間の実プレビューから1クリックで開けるようになり、さらに店舗の売上数値も同じページで読めるようになった。

実プレビューが冒頭に

「Customize the in-store experience」セクションが、自店舗の実際のロックスクリーン・カスタマーディスプレイ・レシートをプレビュー表示する。

アナリティクスが同居

総売上・注文数・割引・返品を、今日 / 直近7日 / 直近30日で表示。複数店舗ならロケーションで絞り込める。

運用リンクと初期導入導線

スタッフ管理・ロケーション管理への直リンク。POS デバイス未設定なら、POS アプリ DL 用の QR コードが出る。

2新ページの構造(図解)

Point of Sale チャネルページ(新) ① Customize the in-store experience ロックスクリーン カスタマーディスプレイ レシート ② Analytics 総売上 gross sales 注文数 orders 割引 discounts 返品 returns ③ 管理リンク / QR スタッフ管理・ロケーション管理・POS アプリ DL 用 QR(未設定時) 1クリック 各指標から POS エディタ 選んだ面をそのまま編集 各指標のフルレポート metric ごとにリンク 絞り込み条件 今日 直近 7 日 直近 30 日 ロケーション(複数店舗時) Analytics 表示には権限が必要
ポイントは「チャネルページが、店舗運用のダッシュボード兼入口になった」こと。
これまで「見た目を直す」と「数字を見る」は別画面だったが、その両方が同じページの起点に置かれた。

3カスタマイズ : プレビューできる3つの面

「Customize the in-store experience」セクションは、ストアの実際の内容をプレビューする。テンプレートの見本ではなく、スタッフと顧客が実際に見ている画面が並ぶ。

ロックスクリーン
スタッフが最初に触れる POS の待受画面
カスタマーディスプレイ
レジ前で顧客側に向く画面
レシート
購入後に顧客の手元に残る印刷物
3つのいずれのプレビューからも、その面の POS エディタを 1 クリックで開ける。「どこを直すか」を目で選んでから編集画面に入る導線。

4Analytics セクションで見える数字

総売上
gross sales
注文数
orders
割引
discounts
返品
returns
期間

今日 / 直近7日 / 直近30日

この3つから選択。それ以外の期間指定については記載なし。

絞り込み

ロケーション別

複数店舗で販売している場合、ロケーションでフィルタできる。

遷移

各指標 → フルレポート

それぞれの指標から、対応する完全なレポートへリンクしている。

5従来 vs 新ページの比較

項目従来リニューアル後
POS エディタへの導線 階層が深い Point of Sale > 設定 > カスタマイズ 1クリック チャネルページ冒頭のプレビューから直接(従来の経路も引き続き利用可)
店内体験の確認 エディタを開くまで実際の見た目が分からない 実プレビュー ロック画面・顧客画面・レシートをページ上で確認
店舗の売上確認 レポート画面へ移動 同ページ 総売上・注文・割引・返品を表示、指標からフルレポートへ
スタッフ / ロケーション管理 記載なし(それぞれの設定画面へ) 直リンク チャネルページから直接移動
POS 未導入ストア 記載なし QR コード Shopify POS アプリの DL 用 QR を表示

6利用条件・権限

Point of Sale チャネル利用者は全員

新しいページは、Point of Sale チャネルを使っているすべてのユーザーが利用できる。段階的ロールアウトやオプトインの記載なし。

Analytics には権限が必要

スタッフが Analytics セクションを見るには アナリティクス権限 が必要。権限が無いスタッフには、このセクションは表示されない。

対応プラン・対応国・提供開始のタイミング(順次展開かどうか)は記載なし。実際の管理画面で表示を確認すること。

7POS エディタへの2つの入口

A

新導線 : プレビューから

チャネルページ冒頭のロック画面 / 顧客画面 / レシートのプレビューをクリック。

B

従来導線 : 設定から

Point of Sale > 設定 > カスタマイズ。こちらも引き続き使える。

C

未導入なら QR から

POS デバイス未設定のストアには、POS アプリ DL 用 QR コードが表示される。

従来経路は残っているので、既存のマニュアルや社内手順書がすぐに壊れることはない。ただし新規メンバーへの案内は新導線に寄せたほうが速い。

8技術者が押さえるべき5つのポイント

1. これは管理画面 UI の変更

POS の機能そのものや設定項目が増えたわけではなく、チャネルページの情報設計が変わったという変更。既存の POS 設定値は影響を受ける記載なし。

2. 権限設計が表示に直結する

アナリティクス権限が無いスタッフには Analytics セクションが出ない。「店長には見せる / アルバイトには見せない」を権限で切る設計がそのまま画面に反映される。

A店 B店

3. マルチロケーション前提の UI

複数店舗運営時はロケーションでフィルタできる。逆に言うと、ロケーション設定が整っていないと分析の粒度が出ない。ロケーション名の命名規則を先に決めておく。

API ?

4. API / Webhook への言及は無い

Admin API や Webhook の仕様変更についての記載は無い。管理画面の話に閉じた変更として扱い、自動化を組んでいる場合もこの記事の範囲では影響なしと読める。

5. 数字は「概況」、深掘りはフルレポート

チャネルページの Analytics は総売上・注文・割引・返品の 4 指標 + 3 期間という固定の概況ビュー。任意期間の比較や商品別の内訳は、各指標のリンク先のフルレポート側で行う。ダッシュボード代わりに使うなら、チャネルページ=日次の健康診断 / レポート=精密検査という役割分担で運用ルールを決めると混乱が少ない。

9業務に活かせる3つのユースケース

エディタ
USE CASE 1

店舗ブランディングの「点検 → 修正」を1画面で回す

課題
ロゴ変更やキャンペーン切替のたびに、ロックスクリーン・カスタマーディスプレイ・レシートの3面が揃って更新されているかを確認するのが手間で、レシートだけ旧ロゴのまま、といった漏れが起きる。
打ち手
チャネルページを開き、3面の実プレビューを並べて目視点検 → ズレている面のプレビューをクリックしてそのまま POS エディタで修正。
効果
3面の整合性チェックが1画面で完結し、更新漏れの発見が早くなる。デバイスを実機で立ち上げて確認する回数を減らせる。
技術メモ
プレビューはテンプレート見本ではなくストアの実際の内容。従来の Point of Sale > 設定 > カスタマイズ経路も残るため、手順書は段階的に差し替えればよい。
売上 注文 割引 返品 今日 / 7日 / 30日
USE CASE 2

店長の「朝の数字チェック」をチャネルページに固定化する

課題
店舗ごとの日次確認がレポート画面の操作に依存していて、人によって見る指標も期間もバラバラ。新任店長への引き継ぎで毎回教え直しになる。
打ち手
「毎朝チャネルページを開き、ロケーションを自店に絞って 今日 / 直近7日 を確認」を標準手順に。異常値があった指標のリンクからフルレポートへ降りて原因を追う。
効果
見る指標(総売上・注文・割引・返品)と期間が全店で揃い、店舗間比較や引き継ぎが楽になる。深掘りの入口も同じ場所に統一される。
技術メモ
Analytics セクションの表示にはアナリティクス権限が必要。手順を配る前に、対象スタッフの権限付与状況を棚卸ししておく。
USE CASE 3

POS 新規導入・新店オープンのオンボーディングを短縮する

課題
実店舗を始めるクライアントに対し、アプリの入手方法・スタッフ登録・ロケーション設定を口頭やドキュメントで案内していて、初期セットアップの往復が多い。
打ち手
POS デバイス未設定のストアではチャネルページにアプリ DL 用の QR コードが出るので、この1ページを見せながら「QR で入れる → スタッフ管理リンク → ロケーション管理リンク」の順に進めてもらう。
効果
導入手順の説明が1画面に集約され、オンボーディング資料の分量と問い合わせの往復を減らせる。
技術メモ
QR が出るのは POS デバイス未設定時。スタッフ管理・ロケーション管理への直リンクも同ページにあるため、初期設定の抜けを同じ画面で潰せる。対応国・プランについては記載なし。

10提案で使える1行サマリ

「POS チャネルページが、店内体験の実プレビュー店舗アナリティクスを備えた入口に刷新。
ロック画面・顧客画面・レシートは 1 クリックで POS エディタへ、売上/注文/割引/返品は今日・7日・30日でその場で確認。
Point of Sale チャネル利用者全員が対象、Analytics 表示にはアナリティクス権限が必要。