1 バリエーション = バーコード 1 本だった制約が撤廃。箱の UPC、棚札の自社 EAN、マーケットプレイスの ASIN を、全部そのバリエーションに持たせられる。どれで検索してもヒットする。
箱にはメーカーの UPC。棚札には自社の EAN。マーケットプレイス出品には ASIN。現実の 1 商品は複数の識別子を持っている。
Shopify に入れられない残りのコードは外部の表で管理。二重管理・検索不能・属人化の温床になっていた。
バリエーション詳細に直接 20 本まで登録。そのどれでも商品を識別できるので、外部表を畳める。
バリエーション詳細ページ上で直接、バーコードの追加・スキャン・削除ができる。
PC の管理画面だけでなく、スマートフォンの Shopify アプリからも同じ操作ができる。現場でそのままスキャン。
UPC / EAN / ISBN / GTIN / ASIN の種類を選ぶと、その規格の書式に照らして検証される。桁の打ち間違いが入力時点で弾かれる。
bulk editor(一括編集)で、多数のバリエーションのバーコードをまとめて更新できる。
商品 CSV の Variant Barcodes 列で、20 本のセットをまとめて出し入れできる。
1 本目に限らず、バリエーションが持つどのバーコードからでも商品を検索できる。
各バーコードには「種類」を指定する。指定した規格の書式に沿っているかをその場で検証してくれるので、タイプミスがデータに残らない。
| 項目 | 従来 | これから |
|---|---|---|
| 1 バリエーションの保持数 | 1 本 | 最大 20 本 |
| 種類(タイプ)の指定 | 無し | UPC / EAN / ISBN / GTIN / ASIN / Custom |
| 入力チェック | 実質フリー入力 | 規格書式で検証(Custom を除く) |
| 検索 | 登録した 1 本でのみヒット | どのバーコードでもヒット |
| 一括更新 | 一括編集ツール(1 本分) | 一括編集ツールで複数バリエーションをまとめて |
| CSV | 従来のバーコード列 | Variant Barcodes 列でセット全体を入出力 |
| 販売チャネルが読む値 | その 1 本 | 1 本目(従来と同じ挙動) |
| 移行作業 | — | 不要 既存バーコードはそのまま |
1 件ずつ、追加・スキャン・削除。種類の指定もここ。
現場・倉庫でそのままカメラでスキャンして登録。
多数のバリエーションのバーコードをまとめて更新。
Variant Barcodes 列でセット全体をインポート/エクスポート。
バリエーションは複数バーコードを保持できるが、単一バーコードが期待される箇所では 1 本目が使われる。既存の「1 バリエーション 1 バーコード」を前提にした処理は壊れないが、順序が意味を持つ配列になった点は設計上の変化。
UPC / EAN / ISBN / GTIN / ASIN は規格書式で検証される。アプリ側やミドルウェアで自前実装していたチェックデジット検証は役割が縮小する。ただし Custom は検証対象外なので、社内コードの整合性は引き続き自分たちの責任。
Variant Barcodes 列でセット全体を入出力する。商品 CSV をパースしている ETL・在庫連携バッチ・PIM 連携は、列構成の変化に耐えるか確認が必要。列位置決め打ちのスクリプトは事故りやすい。
「1 本目だけ」ではなく バリエーションが持つ任意のバーコードで商品が引ける。逆に言えば、1 件のスキャンに対する候補が広がるということでもある。同じコードを複数バリエーションに登録した場合の挙動は記事に記載なしなので、重複登録の運用ルールは自分たちで決めておくのが安全。
今回のアナウンスは管理画面・モバイルアプリ・一括編集・CSV・検索という運用面の説明に限られている。Admin GraphQL / REST でのフィールド表現、Webhook のペイロード、対応プラン・対応国、上限 20 本に達したときの挙動については この記事に記載がない。自動連携を組む前に、開発ストアで実データを取得して確認すること。