Analytics / 改善

Shopify Analytics のセッション計測が改善
2026-09-21 から「セッション系指標」は新ベースラインに

標準のセッション表示を人間の訪問者に絞り、ボット/システムのトラフィックをより一貫して分類する。標準のページビューを含まない正当な購買行動も表示し続ける。セッション数や CVR の見え方は変わるが、注文・売上・顧客数は変わらない。

このページの構成
  1. そもそも何が変わるのか(30秒で理解)
  2. 仕組み図解 : 3 つの改善ポイント
  3. 見え方が変わる指標/変わらない指標
  4. 更新前 vs 更新後の比較
  5. 9/21 をまたぐレポート比較の進め方(3ステップ)
  6. 技術者が押さえるべき5つのポイント
  7. 業務に活かせる3つのユースケース
  8. 提案で使える1行サマリ

1そもそも何が変わるのか

2026 年 9 月 21 日から、Shopify Analytics のセッション表示が 「実際の買い物客の行動」をよりクリーンに映す 形に変わる。
その結果、セッション数・コンバージョン率などの セッション系指標の数字が変わって見える 可能性がある。

数字が変わって見える

セッション、CVR、カート追加率、直帰率など、セッションを分母・単位にする指標が更新後に違って見えることがある。

実態が変わったわけではない

記事は「トラフィック・注文・顧客行動が変わったことを必ずしも意味しない」と明言。注文・売上・顧客数は今回の更新で変わらない。

2仕組み図解 : 3 つの改善ポイント

ストアへの流入 人間の訪問者 ボット/システム PV なしの 購買行動 ① 標準表示を人間の訪問者に 「Human or bot」フィルタが使える箇所で、デフォルトを人間に絞る ② ボット/システムをより一貫して分類 bot / system トラフィックの判定ブレを減らす ③ PV を含まない正当な行動も残す 標準のページビューが無くても、有効な購買ジャーニーは表示し続ける クリーンな セッション基準値 = 新ベースライン
① は 「Human or bot」フィルタが利用可能な場所 に限った話。どのレポートでフィルタが使えるかの一覧、ボット判定の具体的なロジック、「標準のページビュー」を含まない行動の具体例は記事に記載なし。

3見え方が変わる指標/変わらない指標

見え方が変わる可能性がある(セッション系 9 指標)

Sessions(セッション)
Conversion rate
Add-to-cart rate
Reached checkout rate
Checkout conversion rate
Bounce rate(直帰率)
Pageviews per session
Online store visitors
Searches(検索数)

今回の更新で変わらない

影響なし

Orders(注文)

注文数はセッション計測の更新の影響を受けない。

影響なし

Sales(売上)

売上金額系の数字はそのまま比較できる。

影響なし

Customer counts(顧客数)

顧客数のカウントも変わらない。

各指標が増えるのか減るのか、どの程度動くのかの目安は記事に記載なし。「変わって見える可能性がある」とだけ書かれている。

4更新前 vs 更新後の比較

項目2026-09-21 より前2026-09-21 以降
標準のセッション表示 — 人間中心 Human or bot フィルタが使える箇所で人間の訪問者にフォーカス
ボット/システム分類 ブレあり 一貫性向上 より一貫して分類
PV を含まない購買行動 — 表示維持 有効なジャーニーとして可視化し続ける
セッション系指標 旧ベースライン 新ベースライン 前後比較は注意
注文・売上・顧客数 変更なし 前後でそのまま比較可能

59/21 をまたぐレポート比較の進め方(3ステップ)

1

期間が 9/21 をまたぐか確認

比較期間に 2026-09-21 が含まれていれば、セッション系指標は基準が切り替わっている。

2

指標を 2 グループに分ける

セッション系(新基準)と、注文・売上・顧客数(影響なし)を分けて読む。

3

新ベースラインとして扱う

記事の指示どおり、9/21 以降のセッション系指標は「新しい基準値」として前後比較する。

マーチャント側の設定作業は不要(記事に設定手順の記載なし = Shopify 側で自動適用)。必要なのは「数字の読み方」を合わせることだけ。

6技術者が押さえるべき5つのポイント

9/21

1. 9/21 は計測の不連続点

セッション系指標の時系列に段差が出得る。ダッシュボードや週次レポートに「計測変更」の注記を入れておくと、異常値アラートの誤検知や誤った打ち手判断を防げる。

注文 セッション

2. 率の指標は「分母だけ」が動く

CVR 等はセッションを分母に持つ。注文数(分子側)は変わらないため、率の変化はトラフィック実態ではなく分母の定義変更で起こり得る、と切り分けて読む。

3. Human or bot フィルタの有無で挙動が違う

人間へのフォーカスは「フィルタが利用可能な場所」に限定。レポートごとに対象が揃っているかは、管理画面で個別に確認が必要(対象レポート一覧は記載なし)。

4. PV なしのジャーニーも残る

標準のページビューを含まない有効な購買行動も表示し続けると明記。単純に「ボット除外で数字が減る」だけの変更ではない点に注意(増減方向は記載なし)。

SHOP GA4

5. 外部分析ツールとの乖離幅が変わり得る

GA4 等の外部ツールの数値は今回の更新で変わらないため、Shopify Analytics との差分が 9/21 前後で変化する可能性がある。乖離を監視している場合は、比較の基準期間を 9/21 以降で取り直すのが安全。API / ShopifyQL 上での扱いは記事に記載なし。

7業務に活かせる3つのユースケース

9/21
USE CASE 1

月次・週次レポートでの「数字が変わった」問い合わせを先回り

課題
クライアント向け定例レポートで、9 月下旬から CVR やセッション数が急に動き「施策の影響?障害?」と問い合わせが来る。
打ち手
レポートの時系列グラフに 2026-09-21 の注記線を入れ、「セッション系は新ベースライン、注文・売上・顧客数は影響なし」の一文を定型で添える。
効果
誤った原因分析や不要な調査工数を防止。レポートの信頼性を維持できる。
技術メモ
前後比較は注文・売上・顧客数を主軸にし、セッション系は 9/21 以降同士での比較に寄せる。
注文 売上 CVR Sess
USE CASE 2

KPI 目標値・アラート閾値の再設定

課題
CVR や直帰率に KPI 目標・異常検知の閾値を設定しているが、旧基準のまま運用すると達成判定やアラートが誤作動する。
打ち手
記事に挙がった 9 指標を対象に棚卸し → 9/21 以降のデータが一定期間たまってから目標・閾値を引き直す。それまでは注文・売上ベースの KPI で判断。
効果
計測変更由来の「見かけの改善/悪化」で意思決定を誤るリスクを排除。
技術メモ
引き直しに必要な観測期間は記事に記載なし。季節要因を含めて自社で判断する。
A/B 前 A/B 後
USE CASE 3

9/21 をまたいだ施策効果検証の補正

課題
9 月中旬にリニューアルやテーマ変更をリリースし、その前後で CVR を比べて効果測定しようとしている。
打ち手
セッション系指標の前後比較は効果判定に使わず、注文数・売上・顧客数で評価。CVR で見たい場合は 9/21 以降の期間内で比較設計し直す。
効果
計測変更と施策効果の混同を回避し、提案・報告の根拠を守れる。
技術メモ
同時期に複数変更が重なる場合は、リリース日と 9/21 を両方ダッシュボードに注記しておく。

8提案で使える1行サマリ

「2026-09-21 から Shopify Analytics のセッション計測が人間の訪問者中心に整理された。
CVR などセッション系 9 指標は新ベースライン、注文・売上・顧客数は影響なし。
9/21 をまたぐ比較は“数字の変化 = 実態の変化”と読まないこと。」