Analytics / 改善

Analytics の配送料・関税データが改善
利益の数字が「より完全に・よりタイムリーに」

同じ注文に関税とその他の配送コストが両方かかる場合も、利益データに両方が含まれるようになった。異なる通貨の注文への対応も改善。既存レポートの数値が変わる可能性がある。

このページの構成
  1. そもそも何が変わるのか(30秒で理解)
  2. 仕組み図解 : 利益データに入るコスト
  3. 変更点の整理(記載あり/記載なし)
  4. 影響を受けるレポート
  5. 技術者が押さえるべき5つのポイント
  6. 業務に活かせる3つのユースケース
  7. 提案で使える1行サマリ

1そもそも何が変わるのか

Shopify Analytics が、配送コストと関税について「より完全で、よりタイムリーな」データを提供するようになった。
利益(Profitability)データは、同じ注文に関税とその他の配送コストの両方がかかる場合、その両方を含める。さらに異なる通貨の注文への対応も改善された。

配送コスト

配送コストの見え方がより完全・タイムリーに。

%

関税(Duties)

配送コストと同じ注文に乗っていても、両方とも利益データに反映。

¥ $

多通貨の注文

異なる通貨で行われた注文のサポートが改善。

2仕組み図解 : 利益データに入るコスト

1 件の注文 配送コスト + 関税 が同時に発生 通貨はストアと異なる場合も Profitability データ その他の配送コスト 関税 異なる通貨の注文 「両方」がそろって反映される レポートの数値 Average profit margin by market Profit margin by order このデータを使うカスタムレポート
ポイントは「同じ注文に関税と配送コストが両方かかるケース」。越境販売のように両方が発生する注文で、利益データに両方が含まれることが明記されている。計算式そのものの詳細は記載なし。

3変更点の整理(記載あり/記載なし)

項目今回の記事の内容
配送コスト・関税の見え方 改善 より完全で、よりタイムリーな表示に
同一注文の関税+配送コスト 改善 利益データに両方を含める
異なる通貨の注文 改善 サポートが向上
既存レポートの数値 変化の可能性 配送コスト・関税・利益の値が変わることがある
過去データの再計算範囲 記載なし
対象プラン・対象国 記載なし
API/ShopifyQL への影響 記載なし
マーチャント側の設定作業 記載なし(設定手順の言及なし)

4影響を受けるレポート

Shopify 標準

Average profit margin by market

マーケット別の平均利益率。関税・配送コストが関わるマーケットで数値が動く可能性。

Shopify 標準

Profit margin by order

注文別の利益率。注文単位で配送コスト・関税の反映が変わる可能性。

カスタム

このデータを使うカスタムレポート

配送コスト・関税・利益の値を使う自作レポートも対象。

記事では「such as(例えば)」として 2 つの標準レポートが挙げられているだけで、影響するレポートの完全な一覧は記載なし。配送コスト・関税・利益を参照するレポートは一通り数値を確認しておくのが安全。

5技術者が押さえるべき5つのポイント

+

1. 「両方」がキーワード

同一注文に関税とその他の配送コストが同時に適用されるケースで、両方が利益データに含まれる。越境注文の利益計算に効く変更。

€

2. 多通貨注文の扱いが改善

「異なる通貨の注文をより良くサポート」とある。換算ロジックや換算タイミングの詳細は記載なし。

3. 数値の不連続に注意

配送コスト・関税・利益の値が変わる可能性が明記されている。時系列比較やダッシュボードの閾値アラートでは、変化が実績の変動なのか集計仕様の変更なのかを切り分ける必要がある。

API ?

4. 外部連携への影響は記載なし

API・ShopifyQL・データエクスポートでの扱いは言及されていない。BI に流しているデータとの突合は別途検証が必要。

5. 「タイムリー」=反映の早さも改善対象

記事は「more complete and timely view」と表現しており、網羅性だけでなく反映の早さにも触れている。ただし、具体的な反映時間の数値は記載なし。

6業務に活かせる3つのユースケース

USE CASE 1

越境 EC の「マーケット別の本当の利益率」を見直す

課題
海外マーケットでは関税と配送コストが同時にかかり、マーケット別の利益率を正確に比べにくい。
打ち手
「Average profit margin by market」レポートを改めて確認し、マーケットごとの利益率を見直す。
効果
関税・配送コストの両方を含めた数字で、注力マーケットや価格設定を判断できる。
技術メモ
変更前後で数値が動く可能性があるため、判断に使う前に変更時期を注記しておく。
集計仕様の変化点
USE CASE 2

利益 KPI ダッシュボードの「段差」を事前に説明する

課題
クライアント/経営層が見ている利益率レポートが、ある時点から急に変わって見える可能性がある。
打ち手
影響しうるレポート(Profit margin by order 等)を洗い出し、「集計仕様の改善による変化の可能性」を先に共有しておく。
効果
数値変化を実績の悪化・改善と誤解されるのを防げる。月次報告での問い合わせ対応が減る。
技術メモ
過去データの再計算範囲は記載なし。前月比・前年比は変化点をまたぐ比較であることを明記する。
Shopify BI / 会計 突合
USE CASE 3

カスタムレポート・外部 BI との突合チェック

課題
配送コスト・関税・利益を使うカスタムレポートや、外部 BI/会計の数値と Shopify の値がズレる可能性がある。
打ち手
関税と配送コストが両方かかった注文や、ストア通貨と異なる通貨の注文をサンプルに選び、Shopify 側と外部側の値を突き合わせる。
効果
どちらの数字を正とするかを決められ、レポート間の不一致による混乱を防げる。
技術メモ
API・エクスポート側への反映は記載なし。管理画面のレポート値と API 経由の値の両方を確認する。

7提案で使える1行サマリ

「Shopify Analytics の利益データが、関税と配送コストの両方、そして異なる通貨の注文をより正確に反映するよう改善。
越境 EC の利益率が見やすくなる一方、既存レポートの数値が変わる可能性があるので、変化点の共有と突合を忘れずに。」