Shopify Analytics / 新機能

Shopify Analytics に「アノテーション」
数字の横に「なぜ変わったか」を残せる

キャンペーン開始、クリエイターでの紹介、仕入先の変更などを時系列レポート上に書き込めるようになった。数か月後にレポートを見返しても、売上が動いた理由がすぐわかる。

このページの構成
  1. そもそも何が変わるのか(30秒で理解)
  2. 仕組み図解 : レポートの上にメモが乗る
  3. アノテーションパネルでできること
  4. 3 つの文脈ソース(チーム/アプリ/Shopify)
  5. 従来 vs アノテーションの比較
  6. 共有範囲と記載のない事項
  7. 技術者が押さえるべき5つのポイント
  8. 業務に活かせる3つのユースケース
  9. 提案で使える1行サマリ

1そもそも何が変わるのか

レポートを見れば何が変わったかはわかる。でもなぜ変わったかは担当者が覚えているだけだった。
アノテーションを使うと、その理由を Shopify Analytics のデータのすぐ横に記録できる。

従来 : 理由があちこちに散らばる

「なぜ売上が跳ねたか」は記憶、スプレッドシート、チームのスレッドに散らばっていて、後から探して組み立て直す必要があった。

今後 : 理由がデータの隣にある

対応する時系列レポートの上で、その日・その期間にメモを付けられる。変化が起きるはずの場所にそのまま理由が残る。

2仕組み図解 : レポートの上にメモが乗る

チーム(スタッフ) 手動で追加 インストール済みアプリ アプリ由来の文脈 Shopify Shopify 由来の文脈 アノテーション タイトル/説明 日付 or 期間 アノテーション種別 ひとつの共有された履歴 対応する時系列レポート プロモ開始 期間アノテーション
ポイント : チームが書いたメモに加えて、Shopify とインストール済みアプリの文脈も同じ場所に並ぶ。記事では「何が変わったか・ビジネスとして何をしたか・それがなぜ重要だったか」がひとつの共有履歴になる、と説明されている。

3アノテーションパネルでできること

追加
タイトル・説明・日付または期間・アノテーション種別
カテゴリ
自動検出されたカテゴリを使うか、自分で選ぶ
編集・削除・作成者表示
それぞれのアノテーションを誰が作ったか見える
検索・フィルタ
チーム・アプリ・Shopify の文脈を絞り込める

記録する出来事の例(記事に記載のあるもの)

マーケ

キャンペーン開始

施策を始めた日を残しておく。

露出

クリエイターでの紹介

インフルエンサーなどに取り上げられた日。

調達

仕入先の変更

供給側の変化を売上の動きと結び付ける。

販促

プロモーション

セールや割引の期間を範囲で記録する。

運用

オペレーション改善

業務プロセスを見直した時点を残し、その後の数字の変化を確認できるようにする。

43 つの文脈ソース

チーム

スタッフが自分で追加するメモ。作成者が表示される。

インストール済みアプリ

アプリ由来の文脈も同じ場所に表示される。どのアプリがどう連携するかの詳細は記載なし。

Shopify

Shopify 側からの文脈も並ぶ。具体的にどんなイベントが自動で入るかは記載なし。

5従来 vs アノテーションの比較

項目従来アノテーション
「なぜ」の保存場所 分散 記憶・スプレッドシート・チームのスレッド 集約 レポートのデータの隣
数か月後の振り返り 経緯を一から組み立て直す レポートを開けば理由がすぐわかる
チーム共有 人やツールによって見られる情報が違う Reports 権限を持つスタッフで共有
文脈の種類 人が残したものだけ チーム + アプリ + Shopify
記録できる時間の単位 — 特定の日 または 期間

6共有範囲と記載のない事項

共有されるのは Reports 権限を持つスタッフ

アノテーションは、Reports 権限を持つスタッフ全員で共有される。

使えるのは「対応する時系列レポート」

すべてのレポートで使えるわけではなく、対応する時系列レポートだけ。対応レポートの一覧は記載なし。

対象プラン、対応レポートの一覧、API による読み書き、アプリがアノテーションを登録する方法、アノテーション種別やカテゴリの一覧は 記載なし。詳しくは記事にリンクされているヘルプページで確認すること。

7技術者が押さえるべき5つのポイント

1. 対象は時系列レポートだけ

アノテーションは「日付または期間」に紐づく。時間軸のないレポートで使えるかは記載なし。

API ?

2. API/Webhook については記載なし

記事は管理画面のパネル操作の説明だけ。外部システムから自動で登録したい場合は、別途ドキュメントで確認が必要。

3. アプリ由来の文脈も同じ場所に入る

インストール済みアプリの文脈も並ぶため、アプリ数が多いストアではフィルタを前提に運用するとよい。アプリ側の実装方法は記載なし。

4. 閲覧範囲は Reports 権限で決まる

アノテーション専用の権限設定は記載なし。Reports 権限を付けたスタッフには全員見える前提で、書いてよい内容(社外秘情報など)のルールを決めておく。

5. 種別とカテゴリは命名ルールを決めておく

カテゴリは自動検出されたものを使うことも、自分で選ぶこともできる。検索・フィルタを使い物にするため、チームで種別の使い分けを決めておくと、後で振り返るときに効いてくる。

8業務に活かせる3つのユースケース

施策
USE CASE 1

施策の効果検証を「レポートを開くだけ」にする

課題
キャンペーンやプロモーションの開始日がスプレッドシートやチャットに散らばっていて、月次の振り返りのたびに経緯を探し直している。
打ち手
施策を始めた日・期間を、その日のうちに担当者がアノテーションとして登録する運用にする。
効果
数週間〜数か月後にレポートを開けば、数字が動いた理由がすぐわかる。振り返り資料を作る手間が減る。
技術メモ
単日のイベントは「日付」、セールなどは「期間」で登録する。対応しているのは時系列レポートだけ。
USE CASE 2

代理店・制作会社とクライアントの「変化の理由」を共有する

課題
支援側がやった施策(クリエイターでの紹介、販促)とクライアント側の変更(仕入先の変更、オペレーション改善)が別々に管理されていて、定例会のたびに認識をすり合わせている。
打ち手
双方の出来事を同じ時系列レポート上にアノテーションとして記録し、作成者表示と検索・フィルタで誰の施策かを区別する。
効果
ひとつの共有履歴ができ、定例会で「なぜ伸びたか・落ちたか」を説明しやすくなる。担当者が替わっても経緯が引き継がれる。
技術メモ
共有範囲は Reports 権限を持つスタッフ。外部パートナーのスタッフアカウントに Reports 権限があるかを事前に確認すること。
仕入先 運用
USE CASE 3

マーケ以外の変化(仕入・オペレーション)も分析に入れる

課題
売上や CVR が変わると広告施策のせいにされがちで、仕入先の変更や業務改善などの影響が見えていない。
打ち手
仕入先の変更やオペレーション改善もアノテーションの種別・カテゴリを分けて記録し、フィルタで絞り込んで見る。
効果
マーケティング以外の要因も同じ時間軸で振り返れるので、原因の見立てが偏りにくくなる。
技術メモ
自動検出カテゴリと自分で選ぶカテゴリを併用できる。カテゴリの一覧と、自分でカテゴリを作れるかは記載なし。

9提案で使える1行サマリ

「Shopify Analytics の時系列レポートに、『なぜ数字が動いたか』をデータの隣に残せる新機能。
チーム・アプリ・Shopify の文脈がひとつの共有履歴になり、数か月後の振り返りや引き継ぎがラクになる。」