Analytics / 新機能

発注書(Purchase Orders)を
Shopify Analytics で分析・エクスポートできるように

3 つの新しいレポートで、発注コスト・移動(transfer)〜入荷までの流れ・未入荷の発注残が見えるようになった。Purchase Orders ページにも主要な指標が表示される。

このページの構成
  1. そもそも何が変わるのか(30秒で理解)
  2. 図解 : 発注書のライフサイクルと 3 レポートの守備範囲
  3. 新しい 3 つのレポート
  4. Purchase Orders ページに出る指標
  5. 記事に書いてあること/書いていないこと
  6. 技術者が押さえるべき5つのポイント
  7. 業務に活かせる3つのユースケース
  8. 提案で使える1行サマリ

1そもそも何が変わるのか

発注書(Purchase Orders)のデータを Shopify Analytics で確認・エクスポートできるようになった。
「いくらで何を発注したか」「その発注がどこまで届いているか」「まだ動いていない発注はどれか」を、レポートで追える。
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コストが見える

発注した品目・数量・仕入先コスト・見積税額・発注コストを一覧化。

流れが追える

発注 → 移動(transfer)→ 出荷 → 入荷 までを追跡。

発注残が分かる

発注済みなのに transfer が紐付いていない「オープンな発注」を抽出。

2図解 : 発注書のライフサイクルと 3 レポートの守備範囲

① 発注(ordered) ② 移動(transfer) ③ 出荷(shipment) ④ 入荷(receiving) Purchase order costs Purchase order transfers(発注 → transfer → 出荷 → 入荷 を追跡) Purchases on order ✕ transfer 未紐付け = ここで止まっている発注 時間 → 発注書のライフサイクル(上)とレポートの守備範囲(下)
読み方 : 「コスト」は発注時点の金額、「transfers」は物の動き全体、「on order」は 発注済みだが transfer がまだ紐付いていない 発注だけを拾う。3 つで「お金」「物流」「滞留」をそれぞれ見る構成。

3新しい 3 つのレポート

REPORT 1

Purchase order costs

発注コストの内訳を確認する。

  • 発注した品目
  • 数量
  • 仕入先コスト
  • 見積税額
  • 発注コスト
REPORT 2

Purchase order transfers

発注書を物流の流れに沿って追跡する。

  • transfer(移動)
  • shipment(出荷)
  • receiving(入荷)
REPORT 3

Purchases on order

発注残を洗い出す。

  • ステータスがオープン
  • 発注済み(ordered)
  • transfer が紐付いていない

↑ この条件を満たす発注書を表示

いずれも Shopify Analytics 上で 閲覧(review)とエクスポート(export) が可能。

4Purchase Orders ページに出る指標

レポートとは別に、Purchase Orders ページ 自体にも以下の指標が表示されるようになった。

発注書
purchase orders
発注中の発注書
on-order purchase orders
発注品目の合計数
total items ordered
受諾率
acceptance rate
まもなく到着予定の出荷
shipments due soon
「受諾率(acceptance rate)」が何に対する受諾か、「まもなく(due soon)」が何日以内か等の 定義は記事に記載なし。運用で使う前にヘルプ(purchase order reports)で確認すること。

5記事に書いてあること/書いていないこと

項目状況内容
閲覧・エクスポート 記載あり Shopify Analytics で発注書データを確認・エクスポートできる
新レポート 記載あり Purchase order costs / Purchase order transfers / Purchases on order の 3 本
Purchase Orders ページの指標 記載あり 発注書・発注中・合計品目数・受諾率・到着予定の出荷
対象プラン 記載なし —
API / ShopifyQL からの取得 記載なし —
エクスポート形式 記載なし —
指標の定義(受諾率・due soon) 記載なし 詳細は「purchase order reports」のヘルプへ誘導されている

6技術者が押さえるべき5つのポイント

1. 「見るだけ」ではなくエクスポートできる

発注データを Analytics から書き出せるので、会計・在庫管理側の集計に手で転記する作業を減らせる可能性がある。形式は記載なし。

2. 「transfer の紐付け」がキー

Purchases on order は「transfer が紐付いていない ordered な発注」を拾う。逆に言えば、発注書と transfer を紐付ける運用をしていないと、発注残の数字が実態とズレうる。

TAX

3. 税額は「見積」

Purchase order costs に出る税額は estimated taxes。確定税額として扱わず、請求書側と突き合わせる前提で使う。

API ?

4. API 連携は記載なし

Admin GraphQL や ShopifyQL で同じデータを取れるかは記事に無い。外部 BI に自動連携したい場合は別途検証が必要。

5. 3 レポートは「お金・物流・滞留」で役割分担

costs = 金額、transfers = 物の動き、on order = 止まっている発注。経理・物流・購買の担当ごとに見るレポートを割り当てると運用設計しやすい。Purchase Orders ページの指標はそのサマリとして使える。

7業務に活かせる3つのユースケース

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USE CASE 1

仕入原価の月次集計を Analytics から出す

課題
発注ごとの仕入先コストや税額を、発注書を 1 件ずつ開いてスプレッドシートに転記している。
打ち手
Purchase order costs レポートで品目・数量・仕入先コスト・見積税額・発注コストを確認し、エクスポートして経理資料のベースにする。
効果
転記作業の削減と、発注コストの一覧性向上。
技術メモ
税額は「見積」なので、確定値は請求書側と突合が必要。エクスポート形式は記載なし。
USE CASE 2

入荷遅延を早めに検知する

課題
発注した商品がいまどこにあるか(移動中・出荷済み・入荷済み)を追うのに、仕入先への問い合わせや手作業の台帳が必要。
打ち手
Purchase order transfers で transfer・出荷・入荷の進捗を追い、Purchase Orders ページの「まもなく到着予定の出荷」で直近の入荷を把握する。
効果
入荷予定の把握と、倉庫側の受け入れ準備のしやすさ。
技術メモ
「due soon」の期間定義は記載なし。ヘルプで確認してから運用ルールに組み込む。
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USE CASE 3

「発注したまま止まっている」発注書の棚卸し

課題
発注済みなのに物流側の手配(transfer)が作られず、放置された発注が埋もれている。
打ち手
Purchases on order レポートで、オープンかつ発注済みで transfer 未紐付けの発注書を定期的に洗い出し、担当者が対応する。
効果
発注漏れ・手配漏れの早期発見と、在庫計画の精度向上。
技術メモ
transfer を紐付けない運用だと数字が膨らむため、レポート活用前に「発注書と transfer を必ず紐付ける」業務ルールを決めておく。

8提案で使える1行サマリ

「発注書のデータが Shopify Analytics で見られて、エクスポートもできるようになった。
コスト・物流の進捗・止まっている発注を 3 つのレポートで追える。
仕入管理を Shopify の外のスプレッドシートから戻すきっかけになる。」