Sidekick が「intents だけ」の拡張機能も 提案対象にするように
原題: Sidekick can now invoke app intents without tools
- Sidekick
- Apps
- App Intents
- Admin Extensions
- Shopify CLI
- extensions_summary
- Deploy
- Validation
- 仕様変更
図解 : Sidekick が tools なしの app intents だけでもアプリを提案するように Developer Changelog / Sidekick Sidekick が「intents だけ」の拡張機能も 提案対象にするように これまでは tools を宣言した拡張機能しか Sidekick に拾われなかった。今後は intents だけを宣言した拡張機能も対象になる。ただし extensions_summary が無いと次回の deploy で検証エラーになる。 このページの構成 そもそも何が変わるのか(30秒で理解) 仕組み図解 : Sidekick 対象になる条件の変化 影響を受けるアプリ/受けないアプリ 変更前 vs 変更後の比較 次回 deploy 前にやること(4ステップ) 設定例 : extensions_summary 技術者が押さえるべき5つのポイント 業務に活かせる3つのユースケース 提案で使える1行サマリ 1 そもそも何が変わるのか これまで、拡張機能が Sidekick の対象になるには tools の宣言が必須 だった。 今後は tools・intents のどちらか(または両方) を宣言していれば対象になる。intents だけの拡張機能も Sidekick に提案されるようになる。 変更前 : intents だけだと無視される admin.app.intent.link / admin.app.intent.render の拡張機能が intent しか登録していないと対象外になり、Sidekick はそのアプリを提案しなかった。 変更後 : intents だけで対象になる すでに宣言している [[extensions.targeting.intents]] ブロックだけで対象になる。設定フォーマット自体は変わっていない。 2 仕組み図解 : Sidekick 対象になる条件の変化 対象となる target は admin.app.intent.link と admin.app.intent.render の両方。 intents は app actions 用にすでに宣言している [[extensions.targeting.intents]] ブロックそのもの。新しい書き方は不要。 3 影響を受けるアプリ/受けないアプリ 影響あり intents のみの拡張機能を持つ tools なしで intents を宣言した拡張機能が 1 つ以上ある。ただちに Sidekick の表示対象になる。 shopify.app.toml に extensions_summary が無ければ、次回の deploy がその項目名を示す検証エラーで失敗する。 影響なし 全拡張機能が tools を宣言済み もともと対象で、もともと extensions_summary も必須だった。何も変わらない。 影響なし Sidekick 拡張機能が無い Sidekick 向けの拡張機能を持たないアプリには関係しない。 オプトアウトの方法はない。 feature preview・権限・スコープの条件はなく、全アプリ・全ストアに一斉適用される。API バージョンにも紐づいていないので、古いバージョンに固定しても回避できない。 4 変更前 vs 変更後の比較 項目 変更前 変更後 Sidekick 対象の条件 tools 必須 tools / intents のどちらか intents のみの拡張機能 スキップされ、提案されない ただちに提案対象になる 設定フォーマット [[extensions.targeting.intents]] 変更なし(同じブロックで足りる) extensions_summary tools 宣言ありのアプリだけ必須 intents のみでも必須 無いと deploy 失敗 適用範囲 — 全アプリ・全ストア。API バージョン非依存、オプトイン不要 5 次回 deploy 前にやること(4ステップ) ほとんどのアプリは変更不要。intents のみの拡張機能がある場合だけ、次回 deploy の前に以下を行う。 1 extension.toml を点検 各 shopify.extension.toml で、intent.link / intent.render に [[extensions.targeting.intents]] があり、tools ファイルが無いものを探す。 2 extensions_summary を確認 該当があれば、 shopify.app.toml の [sidekick] に extensions_summary があるか確認。無ければ追加。 3 開発ストアへ deploy 開発ストアに対して shopify app deploy を実行する。 4 Sidekick で動作確認 登録した intent に合う質問を Sidekick に投げ、自分のアプリが提案されるか確かめる。 6 設定例 : extensions_summary 記事に掲載されている shopify.app.toml の例: [sidekick] extensions_summary = "Search and analyze product reviews, create review request campaigns, and manage review display settings" 置き場所は 拡張機能ごとの shopify.extension.toml ではなく、アプリ全体の shopify.app.toml の [sidekick] セクション。文言の書き方の詳細は関連ドキュメント「Add an extensions summary to your app」を参照(本記事には記載なし)。 7 技術者が押さえるべき5つのポイント 1. 対象判定が「tools OR intents」に 判定ロジックだけが変わり、設定フォーマットは変わっていない。app actions 用に書いた intents の宣言がそのまま Sidekick 対象の根拠になる。 2. 壊れるのは deploy 時の検証 intents のみ+ extensions_summary 無しだと、次回の shopify app deploy が欠けている項目名を示す検証エラーで失敗する。CI/CD で自動 deploy しているなら先に直しておく。 3. バージョン固定では逃げられない API バージョンに紐づかない、feature preview や scope 条件も無い。全ストアに一斉適用なので「影響が出るのはいつか」は「次の deploy」と考えてよい。 4. 表示は deploy を待たず即時 intents のみの拡張機能は「ただちに」Sidekick に見えるようになる。提案時に自アプリがどう出るかは、事前に開発ストアで確認しておくと安全。 5. 点検は「target × intents ブロック × tools ファイル無し」の3条件 admin.app.intent.link または admin.app.intent.render の target に [[extensions.targeting.intents]] があり、 隣に tools ファイルが無い ものが該当。複数の拡張機能を持つアプリは、各 shopify.extension.toml をひとつずつ確認する。 8 業務に活かせる3つのユースケース USE CASE 1 保守中のアプリで「次回 deploy 失敗」を未然に防ぐ 課題 運用中のカスタムアプリ/公開アプリに intents のみの拡張機能があり、次の改修リリースで deploy が突然検証エラーになるおそれがある。 打ち手 記事の 4 ステップを点検チェックリスト化し、保守中アプリを横断で確認。該当アプリの shopify.app.toml に [sidekick] の extensions_summary を追加しておく。 効果 リリース当日の deploy 失敗や緊急対応を避けられる。 技術メモ 失敗時のエラーには欠けている項目名が出る。CI で開発ストアへ先に deploy する手順を入れておくと検知しやすい。 USE CASE 2 tools を作らずに Sidekick 経由でアプリを見つけてもらう 課題 管理画面の特定画面を開く/描画するだけのアプリで、Sidekick 対応のために tools まで作るのは工数に見合わない。 打ち手 app actions 用の intents( admin.app.intent.link / admin.app.intent.render )と extensions_summary だけを用意する。 効果 tools 実装なしで、マーチャントが Sidekick に質問した際にアプリが提案されるようになる。 技術メモ intent の内容と extensions_summary の文言が、Sidekick に何を聞かれたら提案されるかの手がかりになる。提案の精度・順位の仕組みは記載なし。 USE CASE 3 リリース前の「Sidekick 提案テスト」を検収項目に入れる 課題 intents のみの拡張機能が即時に Sidekick 対象になったため、意図した場面で提案されるか未確認のままになっている。 打ち手 開発ストアに deploy 後、登録した intent に合う質問を Sidekick に投げてアプリが提案されるかを確認する手順を、検収チェックリストに加える。 効果 Sidekick 経由の導線が機能していることを、クライアント・社内に根拠を持って報告できる。 技術メモ 確認は記事の Step 4 と同じ。質問例は extensions_summary に書いた機能(例:レビューの検索・分析)から作ると漏れにくい。 9 提案で使える1行サマリ 「Sidekick は tools が無くても intents だけでアプリを提案するようになった。 全ストア一斉適用・オプトアウト不可・API バージョン非依存。 intents のみの拡張機能があるなら、次の deploy 前に extensions_summary を追加すること。」 source : shopify.dev / changelog / sidekick-can-now-invoke-app-intents-without-tools 公開日 2026-09-28