Hydrogen April 2026 release API を 2026-04 に更新+2つの破壊的変更
原題: Hydrogen April 2026 release
- Hydrogen
- Storefront API
- Customer Account API
- 破壊的変更
- 仕様変更
- トラッキング同意
- API バージョン
- 非推奨
図解 : Hydrogen April 2026 release(v2026.4.0) Hydrogen / リリース v2026.4.0 Hydrogen April 2026 release API を 2026-04 に更新+2つの破壊的変更 Storefront API / Customer Account API が 2026-04 に。あわせて「API プロキシの常時有効化」と「バックエンド同意モードのデフォルト ON」という 2 つの破壊的変更が入る。アップグレード前に影響範囲の確認が必要。 このページの構成 30秒で理解(このリリースの要点) リリース全体図 : 何が変わったか 破壊的変更① Storefront API プロキシが常時有効に 破壊的変更② バックエンド同意モードがデフォルト ON API バージョン更新(2026-04) アップグレード時のチェックポイント 技術者が押さえるべき5つのポイント 業務に活かせる3つのユースケース 提案で使える1行サマリ 1 30秒で理解 Hydrogen の v2026.4.0 がリリース。Storefront API / Customer Account API を 2026-04 に更新し、 さらに 「API プロキシの扱い」と「同意(consent)の扱い」に 2 つの破壊的変更 が入った。既存ストアは無修正で上げるとエラーになり得る。 API を 2026-04 へ Storefront API と Customer Account API の両方が 2026-04 バージョンに更新。(#3651) プロキシが常時有効 proxyStandardRoutes オプションが削除。load context に storefront が無いと throw する。(#3649) 同意がサーバー側に バックエンド同意モードがデフォルト ON。JS の _tracking_consent cookie をサーバー設定 cookie に置き換え。(#3649) 2 リリース全体図 : 何が変わったか 2 つの破壊的変更はどちらも PR #3649 、API バージョン更新は PR #3651 。 ② のプロキシ常時有効化は ③ の同意モードの前提 になっている(同意 cookie が Storefront API プロキシ経由でサーバー設定されるため)。 3 破壊的変更① Storefront API プロキシが常時有効に これまで任意で切り替えられた Storefront API プロキシが、 常に有効 になった。設定オプションが消え、前提条件も厳しくなる。 これまで プロキシは切り替え可能だった createRequestHandler の proxyStandardRoutes オプションで、標準ルートをプロキシするかどうかを制御できた。 v2026.4.0 以降 常時有効・オプション削除 プロキシは 常に有効 。 proxyStandardRoutes は createRequestHandler から 削除 された。残したままだと修正が必要。 load context に storefront instance が含まれていないと、request handler はエラーを throw する。 カスタムのサーバーエントリで load context を組み立てている場合は、必ず storefront を含めること。 4 破壊的変更② バックエンド同意モードがデフォルト ON トラッキング同意(consent)の扱いが、クライアント JS の cookie から サーバー設定の cookie へ移行した。これがデフォルトになる。 廃止される レガシーの JS cookie _tracking_consent という JavaScript で設定していた cookie が置き換えられる。 デフォルトに サーバー設定 cookie Storefront API プロキシ経由で サーバーが cookie をセット する方式が標準。これが既定で有効。 5 API バージョン更新(2026-04) Storefront API と Customer Account API の両方が 2026-04 に更新された。(#3651) 対象 新バージョン 確認すべきこと Storefront API 2026-04 2026-04 changelog に記載の他の変更がストアフロントに影響しないか確認 Customer Account API 2026-04 2026-04 changelog に記載の他の変更を確認 本記事では 2026-04 の API 個別の変更内容までは記載なし 。Shopify は「Storefront API 2026-04 changelog」「Customer Account API 2026-04 changelog」を別途レビューするよう案内している。詳細は各 changelog を参照のこと。 6 アップグレード時のチェックポイント(3ステップ) 1 createRequestHandler を確認 proxyStandardRoutes を渡していたら削除する(オプションは廃止)。 2 load context を点検 storefront instance が必ず含まれるように。無いと request handler が throw する。 3 同意フローを再確認 サーバー設定 cookie 前提に。 _tracking_consent に依存した自前実装がないか確認。 仕上げに Storefront API 2026-04 / Customer Account API 2026-04 の各 changelog をレビューし、ストアフロント固有の影響がないか確認する。詳細は full release notes と GitHub Discussions を参照。 7 技術者が押さえるべき5つのポイント 1. プロキシは常時有効に固定 proxyStandardRoutes は createRequestHandler から削除済み。切り替えはできず、常に有効が前提になる。(#3649) 2. load context に storefront 必須 load context に storefront instance が無いと request handler が throw。カスタムサーバーエントリは要点検。 3. 同意はサーバー側 cookie が既定 バックエンド同意モードがデフォルト ON。 _tracking_consent JS cookie をサーバー設定 cookie に置き換え。 4. ②と③は連動している 同意 cookie は Storefront API プロキシ経由でセットされる。プロキシ常時有効化が同意モードの前提になる。 5. API は 2026-04 に。個別変更は本記事に記載なし Storefront API / Customer Account API ともに 2026-04 に更新 (#3651)。 2026-04 で入った API 個別の変更内容は本記事には記載なし 。各 API の 2026-04 changelog を別途レビューする必要がある。 8 業務に活かせる3つのユースケース USE CASE 1 既存 Hydrogen ストアの安全なアップグレード対応 課題 v2026.4.0 へ上げたいが、 proxyStandardRoutes を使っていたり load context に storefront を入れていない箇所があると、上げた瞬間にエラーになる恐れ。 打ち手 createRequestHandler 呼び出し箇所を棚卸しし、廃止オプションを除去。load context に storefront instance が必ず入るよう修正してからアップグレード。 効果 本番デプロイ後の予期せぬ throw を回避し、計画的に最新版へ追従できる。 技術メモ storefront が無いと request handler が throw する仕様 (#3649)。ステージングで request handler の起動確認を先に行う。 USE CASE 2 トラッキング同意(consent)のサーバーサイド統一 課題 これまで _tracking_consent の JS cookie に依存した同意管理。クライアント JS 前提のため、SSR や同意状態の一貫性で扱いづらい。 打ち手 v2026.4.0 のバックエンド同意モード(デフォルト ON)に移行し、Storefront API プロキシ経由のサーバー設定 cookie に寄せる。 効果 同意状態がサーバー側で一元管理され、JS の動作に依存しない一貫した取り扱いになる。 技術メモ 同意 cookie はプロキシ経由でサーバーがセット。プロキシ常時有効(破壊的変更①)が前提のため、両者をセットで検証する。 USE CASE 3 複数 Hydrogen ストアの API バージョン一斉追従(受託保守) 課題 複数の Hydrogen ストアを保守していると、Storefront API / Customer Account API のバージョンが古いまま放置されやすい。 打ち手 v2026.4.0 へ更新して両 API を 2026-04 に揃える。各ストアで 2026-04 changelog をチェックし影響を洗い出す。 効果 API バージョンの分散を解消し、将来の廃止リスクを下げつつ保守を標準化できる。 技術メモ 2026-04 の API 個別変更は本記事には記載なし。Storefront API / Customer Account API それぞれの 2026-04 changelog を必ず確認する (#3651)。 9 提案で使える1行サマリ 「Hydrogen v2026.4.0 は API を 2026-04 に更新するメジャーリリース。 API プロキシが常時有効化(load context に storefront 必須)、同意はサーバー設定 cookie がデフォルト という 2 つの破壊的変更を含むため、 既存ストアは createRequestHandler と同意フローを点検してからアップグレードすること。」 source : shopify.dev / changelog / hydrogen-april-2026-release 公開日 : 2026-04-09 / Hydrogen v2026.4.0