同じ商品に、複数のプロダクト割引を 重ねて適用できるようになった
原題: Multiple product discounts on the same item
- Discounts
- Checkout
- 割引コード
- Combinations
- Merchandising
- 新機能
図解 : 同一商品への複数プロダクト割引の重ね掛け(Multiple product discounts on the same item) Discounts / 新機能 同じ商品に、複数のプロダクト割引を 重ねて適用できるようになった これまで 1 商品に適用できるプロダクト割引は 1 つだけだった。今後はタグでグループ化した割引同士を組み合わせられ、重複するキャンペーンがカートの競合や回避策なしでそのまま同時に効く。 このページの構成 そもそも何が変わるのか(30秒で理解) 図解 : 記事の実例(冬コレ 20% OFF + ブーツ $10 OFF) できるようになったこと(2 つ) 仕組み : タグでグループ化 → 組み合わせ可否を設定 設定手順(3ステップ) Before / After 比較 技術者が押さえるべき5つのポイント 業務に活かせる3つのユースケース 提案で使える1行サマリ 1 そもそも何が変わるのか 従来は 1 つの商品に適用できるプロダクト割引は 1 つだけ だった。 今後は 複数のプロダクト割引を同じ商品に同時適用 できる。重なり合うプロモーションが、カートの競合や回避策なしでそのまま併用される。 従来 : 1 商品 = 1 プロダクト割引 プロモーションが重なると、どちらか一方しか効かない。回避のためにカート側の作り込み(ワークアラウンド)が必要だった。 今後 : 1 商品に複数を重ね掛け 重複するプロモーションが同時に適用される。割引コードと自動プロダクト割引の組み合わせも同一アイテム上で可能。 対象は記事上「 product discounts(プロダクト割引) 」と明記されている範囲。配送割引・注文割引の扱いについては 記載なし 。 2 図解 : 記事の実例 記事の例そのまま : 冬コレクション全体の 20% OFF セール と アフィリエイト提携によるブーツ $10 OFF を並行して走らせ、顧客が冬物ブーツをカートに入れると 両方が自動で適用される 。 3 できるようになったこと(2 つ) ① 複数のプロダクト割引を同一商品に併用 同じアイテムに対して、複数のプロダクト割引を組み合わせて適用できる。 ② 割引コード × 自動プロダクト割引 割引コードと、自動適用のプロダクト割引を、同じアイテム上で組み合わせられる。 4 仕組み : タグでグループ化 → 組み合わせ可否を設定 タグ名の例として記事に挙がっているのは loyalty / seasonal / affiliate の 3 つ。タグの上限数、組み合わせ可能な割引の最大数、計算順序(乗算か減算か)については 記載なし 。 5 設定手順(3ステップ) 1 割引にタグを付けてグループ化 例 : loyalty / seasonal / affiliate。 2 組み合わせ可否を設定 どのタグ付き割引同士を併用できるかを決める。 3 チェックアウトで自動適用 設定したルールに従って、割引が自動で適用される。 6 Before / After 比較 項目 従来 今回の変更後 同一商品へのプロダクト割引 1 つだけ 複数を組み合わせ可 割引コード × 自動プロダクト割引 同一アイテム上での併用は不可 同一アイテム上で併用可 プロモーションが重なったとき カートの競合/回避策が必要 競合・回避策なしで同時適用 組み合わせの制御方法 記載なし 割引にタグを付け、タグ単位で組み合わせ可否を設定 適用タイミング — チェックアウトでルールに従い自動適用 7 技術者が押さえるべき5つのポイント 1. 制御の単位は「割引そのもの」ではなく「タグ」 併用可否はタグ同士のルールで決まる。つまり タグ設計=割引の名前空間設計 。loyalty / seasonal / affiliate のような運用主体に沿った命名規約を先に決めておかないと、キャンペーンが増えるほど組み合わせ表が破綻する。 2. コード割引と自動割引の境界が消える 「割引コード」と「自動プロダクト割引」を同一アイテムに重ねられる。クーポン配布と常時セールを別物として扱っていた既存の運用ルール・管理台帳は、前提を見直す必要がある。 3. 既存のワークアラウンドは棚卸し対象 記事は「カートの競合や回避策なしで適用される」と明言している。裏を返すと、これまで併用を実現するために組んでいた仕掛け(Function / スクリプト / 手動値引き等)が 二重値引きの原因 になり得る。移行時は先に外す設計が要る。 4. 計算順序・下限価格の仕様は記事に無い 20%(率)と $10(定額)が重なったときの適用順、下限価格や原価割れのガード、上限枚数についての言及は 記載なし 。粗利影響が出る箇所なので、本番投入前にテストストアで実値を検証すること。 5. API / Function / 対象プラン・提供時期の記述は無い Changelog の記載は管理画面の運用(タグ付け・組み合わせ設定・自動適用)レベルまで。Admin API や Discount Function からのタグ操作、対象プラン、ロールアウト範囲は 記載なし 。自動化・レポーティング要件がある案件では、実装前に Shopify 側の最新ドキュメントで裏取りが必須。 8 業務に活かせる3つのユースケース USE CASE 1 シーズンセールとアフィリエイト施策を、期間をずらさず同時に走らせる 課題 これまでは 1 商品に 1 プロダクト割引しか効かないため、全社のシーズンセールと提携先の個別値引きが商品単位でバッティング。どちらかの期間を後ろにずらすか、対象商品を外して調整していた。 打ち手 シーズン施策に seasonal 、提携施策に affiliate のタグを付け、この 2 タグを組み合わせ可に設定。記事の例(冬コレ 20% OFF + ブーツ $10 OFF)と同じ構成。 効果 キャンペーンカレンダーの調整交渉が不要になり、施策を計画どおりの期間で打てる。カート側の回避策も不要。 技術メモ 率割引と定額割引が重なるため、代表 SKU で最終価格と粗利をテストストアで実測してから公開する。適用順・下限価格の仕様は記事に記載なし。 USE CASE 2 会員向け常時割引に、キャンペーンコードを上乗せする販促設計 課題 会員ランクによる自動プロダクト割引を常時走らせていると、メルマガ配布のクーポンコードが同じ商品に乗らず、「会員なのにコードが使えない」という問い合わせが発生していた。 打ち手 会員向け自動割引に loyalty 、配布コードに施策別タグを付与し、両者を組み合わせ可に設定。割引コードと自動プロダクト割引の同一アイテム併用は今回の対応範囲内。 効果 会員ほど得をする設計をそのまま販促に載せられる。問い合わせ削減と、コード配布施策の反応率改善が期待できる。 技術メモ 併用可にするタグの組み合わせは明示指定なので、「意図せず全部が重なる」事故は設定側で防げる。逆に、併用させたくない組み合わせは 組み合わせ可に含めない ことで制御する。 USE CASE 3 割引まわりのカスタム回避策を撤去して、保守コストを落とす 課題 「1 商品 1 割引」という従来制約を回避するために、カートやチェックアウト側にカスタム実装・手動オペレーションを積み上げてきた。仕様変更のたびに壊れる保守負債になっている。 打ち手 ① 現在動いている併用回避策を棚卸し → ② 標準のタグ組み合わせ設定で代替できるものを特定 → ③ 回避策を先に停止 → ④ タグ設定に切り替え。 効果 カスタム実装の削減による保守工数低減と、二重値引き・値引き漏れといった事故リスクの縮小。 技術メモ 切替順序が肝。回避策と標準機能が同時に生きていると 二重に値引かれる 可能性がある。撤去 → 検証 → 有効化の順で、本番反映前に主要な購入パターンを一通り通しておく。 9 提案で使える1行サマリ 「同じ商品に効くプロダクト割引が 1 つだけ という制約が撤廃された。 割引に タグを付けてグループ化 → どのタグ同士を併用可にするか設定 するだけで、 重なり合うキャンペーンや、割引コード × 自動割引が チェックアウトで自動的に同時適用 される。」 source : changelog.shopify.com / multiple-product-discounts-on-the-same-item published 2026-07-15