Return window overrides 商品ごとに「返品期間」を上書きできるように
原題: Return window overrides now available
- Returns
- Admin
- Markets
- Policies
- 新機能
- Return window
- Final sale
- Collections
- Product Variants
図解 : Shopify 返品期間のオーバーライド(Return window overrides) Admin / 新機能 Return window overrides 商品ごとに「返品期間」を上書きできるように マーケットごとに、特定のコレクション・商品・バリアントだけ返品期間を変えられる。例:通常は 90 日、季節商品だけ 14 日。 このページの構成 そもそも何が変わるのか(30秒で理解) 判定フロー図解 : どの返品期間が適用されるか 4つの適用ルール 具体例 : Holiday 2026 コレクション 従来 vs オーバーライドの比較 設定場所(手順) 技術者が押さえるべき5つのポイント 業務に活かせる3つのユースケース 提案で使える1行サマリ 1 そもそも何が変わるのか これまでの返品期間は「ストア全体のデフォルト」か「マーケット別ルール」の単位だった。 今回から、 マーケットごとに、特定のコレクション/商品/バリアントだけ 別の返品期間を設定できる。 コレクション単位 「Holiday 2026」など、まとまった商品群に一括で別の返品期間を設定。 商品単位 特定の商品だけ返品期間を変える。 バリアント単位 サイズ・色などのバリアントごとにまで細かく指定可能。 2 判定フロー図解 : どの返品期間が適用されるか 判定は 左から順に評価され、最初に当たったルールで確定 すると考えると分かりやすい。Final sale は最強、デフォルトは最後の受け皿。 3 4つの適用ルール 01 オーバーライドがデフォルトを置き換える 商品がオーバーライドに該当すると、デフォルトやマーケット別の期間ではなく、オーバーライドの期間が適用される。 02 複数該当なら「最短」が勝つ 1つの商品が複数のオーバーライドに該当した場合、該当する中で最も短い返品期間が適用される。 03 Final sale は常に最優先 Final sale(最終セール)の商品は、オーバーライドに該当していても返品(およびキャンセル)できない。 04 それ以外は既存ルール Final sale でもオーバーライド対象でもなければマーケット別の返品期間。マーケット別ルールも無ければデフォルトの返品期間。 4 具体例 : Holiday 2026 コレクション 記事に記載の例 : ストア全体のデフォルトは 90 日のまま、「Holiday 2026」コレクションだけ 14 日に設定する。 5 従来 vs オーバーライドの比較 項目 従来 Return window overrides 設定の粒度 粗い デフォルト/マーケット別 細かい マーケット × コレクション/商品/バリアント 季節商品だけ短くしたい ストア全体の期間を変えるしかない 該当コレクションだけ上書き 重複時の扱い — 最短の返品期間を採用 Final sale との関係 返品・キャンセル不可 変わらず不可(オーバーライドより優先) 料金・対象プラン — 記載なし 6 設定場所(手順) 1 設定 > ポリシー 管理画面の Settings > Policies を開く。 2 返品・キャンセルのルール Return and cancellation rules へ進む。 3 マーケットを選ぶ 変更したいマーケット別ルールを選択。 4 対象と期間を指定 コレクション/商品/バリアントを選び、返品期間を上書き。 対象プラン・提供地域・オーバーライドの登録件数上限は記事に記載なし。導入前に管理画面で実際に設定項目が表示されるか確認すること。 7 技術者が押さえるべき5つのポイント 1. 優先順位は4段で固定 Final sale > オーバーライド > マーケット別 > デフォルト。返品可否を説明する FAQ やカスタマーサポート向け資料はこの順で書くと矛盾しない。 2. 重複は「最短」で解決される 商品とコレクションの両方に設定するなど、重複すると最短の期間が採用される。「長くしたい」意図の上書きは、より短い別ルールに負ける点に注意。 3. Final sale は返品もキャンセルも不可 オーバーライドで期間を設定しても Final sale 指定が勝つ。返品を受けたい商品が Final sale になっていないか、運用前に棚卸しする。 4. 設定はマーケットに紐づく オーバーライドはマーケット別ルールの中で設定する。複数マーケット運用なら、マーケットごとに同じ設定が必要かを確認する。 5. API/Webhook の言及は無い 記事は管理画面(Admin)での設定方法のみ。Admin GraphQL API での設定・取得可否や、返品アプリ側での参照方法は記載なし。外部の返品管理システムと連携している場合は事前に検証が必要。 8 業務に活かせる3つのユースケース USE CASE 1 季節・ホリデー商品だけ返品期間を短縮 課題 ホリデー商品はシーズンを過ぎると再販が難しいが、ストア全体の返品期間を短くすると通常商品の購入体験が悪化する。 打ち手 ホリデー商品をコレクションにまとめ、そのコレクションだけ返品期間をオーバーライド(例:14 日)。デフォルトは 90 日のまま。 効果 通常商品の手厚い返品ポリシーを維持しつつ、シーズン後の返品リスクを抑えられる。 技術メモ コレクション単位の設定なので、自動コレクションの条件設計次第で対象商品の追加が楽になる。重複時は最短採用。 USE CASE 2 越境 EC で「マーケット × 商品」ごとに返品条件を調整 課題 国内と海外で返品の物流コストが大きく違う商品があるが、マーケット別ルールは商品単位で分けられなかった。 打ち手 海外マーケットのルール内で、返品コストが重い商品やバリアントだけ返品期間をオーバーライドする。 効果 マーケット全体のポリシーを変えずに、コストの重い商品だけ条件を最適化できる。 技術メモ オーバーライドはマーケット単位の設定。マーケットを追加したときに設定漏れが出ないよう、設定内容を一覧で管理しておく。 USE CASE 3 アプリ・手作業運用を標準機能に置き換え 課題 商品ごとの返品期間の違いを、CS の手作業判断や外部の返品アプリで吸収しており、判断のばらつきや運用負荷がある。 打ち手 返品期間の例外ルールを棚卸しし、コレクション/商品/バリアントのオーバーライドとして管理画面に移す。 効果 返品可否の判断が Shopify 側のルールに集約され、CS の判断ミスや問い合わせ対応の工数を減らせる。 技術メモ 外部返品アプリがこの設定を参照するかは記載なし。併用する場合はアプリ側の挙動を検証してから移行する。 9 提案で使える1行サマリ 「返品期間を、マーケットごとに コレクション/商品/バリアント単位で上書き できる新機能。 デフォルトは手厚いまま、季節商品など一部だけ短くできる。 重複時は最短採用、Final sale は常に返品不可。」 source : changelog.shopify.com / return-window-overrides-now-available generated 2026-10-17